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災害時における心理社会的支援

災害などの緊急時にストレスを抱えた子どもへの、誰もができるこころの応急手当。

活動の背景

災害などの緊急時には、衣・食・住・医療などの基本的な支援に加え、遊びや学びの機会を提供するなど、子ども特有のニーズに対応していくことが、子どものこころの健康の回復には欠かせません。セーブ・ザ・チルドレンは、緊急時、子どもたちが普段していたような遊びを通じて、より日常に近い生活を取り戻せるようサポートする活動「こどもひろば」や、ストレスを抱えた子どもや親、養育者に対するこころのケアとして「子どものための心理的応急処置 (Psychological First Aid for Children)」(以下、「子どものためのPFA」)を実践・普及しています。

「子どものためのPFA」とは:
「見る・聴く・つなぐ」を基本行動原則として、子どもの認知発達段階の特性に合わせた、誰にでもできるこころの応急手当てです。世界保健機関(WHO)などが開発したPFAマニュアルをもとに、セーブ・ザ・チルドレンが子どもに特化して開発しました。

【直接支援】「子どものためのPFA」研修の実施

「子どものためのPFA」の研修を、精神保健の専門家から子ども・子育て支援関係者、一般市民などへ幅広く実施。国立精神・神経医療研究センターやみやぎ心のケアセンター、ワールド・ビジョン・ジャパンなどとも連携し、2017年は全国で計51回実施しました。2016年に引き続き、宮城県公立学校の教員向け防災研修の中で「子どものためのPFA」が採用され、防災主任教員約100人が受講しました。また、2017年7月の九州北部豪雨で被災した福岡県朝倉市や東峰村から要請を受け、保育士や放課後児童クラブ支援員などを対象に研修を4回実施しました。

【人材育成】「子どものためのPFA」を普及する人材の育成

「子どものためのPFA」の手法を普及するために、2017年10月に災害派遣精神医療チームと共催で研修指導者を養成する研修を実施しました。全国から約30人に、模擬研修も交え実践的な内容を伝え、新たな指導者を認定しました。
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、外部団体の研修指導者と協力しながら、全国各地で「子どものためのPFA」の研修を実施しています。

「人道行動における子どもの保護の最低基準」の普及

緊急支援を実施する団体や関係者が順守すべき国際基準である『Minimum Standards for Child Protection in Humanitarian Action』の日本語版『人道行動における子どもの保護の最低基準』を、2018年11月に発行しました。

国内外で緊急支援に携わる団体や関係者の間で広く活用され、緊急下で適切な子どもの保護が定着するよう、研修や講師育成を行っています。

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