イラク・モスル-戦闘が子どもたちに与えている深刻な影響

写真:両親と3人の兄とともにモスルから避難してきたスーハさん(2歳、仮名)。避難の途中で砲撃に巻き込まれ、母親と三男が負傷した。

モスルから避難してきた子どもたちの多くは、戦闘の犠牲や誘拐などで家族や親族を失っています。目の前で家族や親族が殺害されたこと、街中で遺体や血の海を目撃したこと、避難の途中で家族の一員がスナイパーに狙撃されたりしたことがあると語られました。子どもたちには、精神が常に戦闘もしくは逃避態勢にある、最も危険な形のストレス反応が見られます。適切な対処がなされなければ、ストレスが脳の機能を損傷し、心臓病のリスクの増大や抑うつ症状、不安症状、糖尿病を引き起こすなど、子どもの精神的・身体的な健康に、生涯にわたる影響を及ぼす可能性があります。

「モスルから避難してきた子どもたちは、恐怖に次ぐ恐怖をくぐり抜けてきました。モスルでは飢餓や虐待を経験し、全ての武装勢力が、子どもたちへの影響を無視して、道幅が狭い地域に爆弾を投下しています。子どもたちへの影響は明らかで、たとえ生きて脱出できたとしても、心身ともに傷つき、崩壊しています。それは、モスルの現在の姿であり、未来の姿です。シェルターや食料、水といった命を守るための人道支援は必要不可欠ですが、過酷な経験をした子どもたちの回復と再生を支えるためには、精神保健・心理社会的支援もまた、最優先に取り組まなければなりません。子どもたちが受けた傷を修復するために、国際社会は、さらなる支援や対応を講じるべきです。」セーブ・ザ・チルドレン イラク事務所代表アナ・ロクシン

【セーブ・ザ・チルドレンによるイラク事業】

セーブ・ザ・チルドレンは、1991年にイラク事務所を開設しました。以来、イラクの子どもたちやその家族への支援を続けています。現在、モスルにおける戦闘を逃れた子どもたちやその家族に対して、寝具や調理器具、衛生用品などの緊急支援物資の配布や、食料・生計、水、衛生、子ども保護、教育支援などを行っています。

あなたの支援を必要としている子どもたちがいます。

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【25人の栄養不良の子どもに1週間分の栄養治療食を提供できます】
5歳未満で亡くなる子どものうち45%は、栄養不良の状態です。乳幼児期の栄養不良は、その後の発育に甚大な悪影響を及ぼします。生後6ヶ月までの完全母乳育児や6ヶ月以降の離乳食指導で、多くの子どもを栄養不良から守ることができます。

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【42人の子どもに1学期分の教科書と筆記用具を提供できます】
教育は子どもを貧困から助け出すのに非常に強力な手段です。貧困国では、多くの家族は教科書を買う余裕がなく、子どもから学ぶ機会を奪います。

例えば月5,000円で…

【シリア避難民の1家族に衛生用品を提供できます】
シリア国内外でおよそ1,200万人が避難生活を送っています。着の身着のまま逃げてきた人々への支援物資が不足しています。

皆さまの長期的なご支援が子どもたちを支えます。

【食料危機 緊急支援】

干ばつや激しい戦争により、東アフリカやイエメン、ナイジェリアでは、子ども約140万人が飢餓の危機的な状況に直面しています。セーブ・ザ・チルドレンの治療施設で栄養不良の治療を受けるナイジェリアのシュリさん2歳。「私たち家族は5日間食べ物がないこともありました。ここに来てやっと安心しました」と母親は語ります。セーブ・ザ・チルドレンは子どもの栄養状態の検査、専門保健センターでの治療提供や栄養支援プログラムを実施しています。

【九州北部豪雨 緊急支援】

セーブ・ザ・チルドレンは、九州での記録的な豪雨による大きな被害を受けて、緊急支援対応チームを7月7日より被災地に派遣しました。朝倉市の小中学校の夏休みの前倒しの決定や、子ども支援ニーズの聞き取り調査を受けて、子どもたちが安心・安全に過ごせる環境整備のため、学童保育の移転先にマットや長机、エアコンなどを支援しました。学童保育の移転は7月15日に完了し、7月18日から再開し、たくさんの子どもたちが夏休みの期間中、時間を過ごしています。

 

福岡県朝倉市杷木地区の学童保育に通う子どもたちの声

「学童がはじまり、また友達と会えてうれしい」小学校2年生

「また皆に会えて良かった」小学校1年生

セーブ・ザ・チルドレンは、今後も記録的な豪雨の影響を受けた子どもたちが日常に近い生活を取り戻すことができるよう支援を続けていきます。

 

【スタッフの声】モンゴル駐在員 岡本 啓史

「子どもたちが持っている可能性を広げたい」

モンゴルで教育支援を担当しています。遊牧民の子どもや貧困家庭の子どもなど、格差の中で生きる子どもたちがいます。教育支援の活動を通して、生まれた場所や境遇に関わらず、子どもたち一人一人が持つ可能性を広げられるようにしたいと思います。

 

【税の控除を受けることができます】

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは内閣府より認定を受けた公益社団法人です。当法人への寄付は一定の要件のもと、確定申告をすることで所得税の控除を受けることができます。

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