夢実現プロジェクト 活動の報告


夢実現プロジェクト 活動の報告(詳細)

夢実現プロジェクトでは2つのプログラムを展開しました。

プログラムA

震災の影響で活動に支障をきたしている団体への備品購入や遠征費の支援を中心に実施しました。(2012年6月〜2014年1月)

プログラムB

現地でのニーズ調査及びプログラムAの課題(後述)に対応するため、第二期より新設したプログラムです。子どもたちの地域に根差したスポーツ・文化活動のさらなる発展を目指して、各団体の「組織強化」のための活動を支援対象としました。遠く将来まで、子どもたちのスポーツ・文化活動が安定的でより地域に根差したものになることを目指しました。(2013年2月〜2014年8月)

広報 
より多くの団体に活動を知っていただくべく、支援対象地域の教育委員会や体育協会、スポーツクラブ、各関係機関・協会と連携し、
募集要項や周知資料を配布し、また、各メディア(新聞・ラジオ)へのプレスリリースを行いました。

選考・実施プロセス 
申請のあった団体に対し、活動を通じた子どもたちの夢や目標、震災の影響や復旧状況などを考慮した選考を行い、採択団体を決定しました。助成金の給付が決まった団体からは事業の結果と助成金の使途について報告書を提出いただきました。

支援先団体一覧  
第一期スポーツ団体 第一期文化団体 第二期 第三期

成果と課題
<成果>プログラムAB共通
約1万5000人の子どもたち、264団体に対して支援を実施しました。
震災により中断された子どもたちのスポーツ・文化活動の再開を支援することで、子どもたちの日常性の回復に貢献しました。支援内容の一例としては、津波で流された活動に必要な備品、練習場所がなくなってしまったため他の活動地までの遠征費、チームを新しく立て直すための会員募集チラシの作成費などです。
本プログラムを行う中で、各地域の教育委員会の積極的なご協力のもと、多くの団体から助成の申請をいただき、採択した団体には、そのニーズに応じた支援を届けることができました。また学校関係者の方からは「支援が減る中で、このような継続した支援があることが嬉しい」との感謝の言葉をいただきました。

<成果>プログラムB
団体の活動の充実、継続のために必要な支援を行うことで、地域に根差した子どもたちのスポーツ・文化活動の安定的な活動、活動の活性化に貢献することができました。活動環境(活動場所や備品、メンバーなど)がすぐには戻らない中、支援がなくなった後も活動を継続していけるように、団体の広報活動や法人格取得などの支援を行いました。支援を受けて、スタッフの意識が高まった、会員が増えた、という成果の報告がありました。

<課題>プログラムA
今後の団体の財政状況について不安の声が多くあげられたため、プログラムBを新設し、団体の財政状況が安定するような支援(広報活動など)を行いました。

<課題>プログラムB
活動継続のための基盤づくりを行うことは時間がかかるため、支援期間が短かったという声がありました。

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みんなのレポート

東北ユース女子ラグビー(岩手県)

東北ユース女子ラグビーは岩手県釜石市で活動をしています。震災によって備品などが無くなり、一時活動を中断。ラグビーワールドカップやオリンピック出場を夢に掲げる子どもたちに、ユニフォームなどを支援しました。
夢実現プロジェクトでは、野球、サッカー、ラグビーのほかにも縄跳びやキンボールなど様々なスポーツを楽しむ子どもたちへ支援を届けることができました。

  • 将来の夢は日本代表になって釜石に元気と勇気を与えることです。これからもラグビーを続けていきたいです。がんばります。

  • 将来の夢は、ずっとラグビーを続けていくことです。
    練習を楽しくしていきたいです。

原町剣道スポーツ少年団(福島県)

原町剣道スポーツ少年団は、福島県で40年以上前から活動しています。震災の影響で活動を休止、団員は離れ離れになりましたが、1年後から少しずつ活動を開始。夢実現プロジェクトでは、練習や試合に欠かせない防具を支援しました。
夢実現プロジェクトでは多くの団体に制服やユニフォームの支援を行いました。試合や大会、発表会に出るために必要で、みんなの気持ちを一つにするのが、お揃いの制服・ユニフォームです。活動に欠かせないものは団体それぞれ。一番必要なものを、団体から申請してもらい支援を行いました。

  • 僕の夢、目標は素振りと技を完璧にして、県大会に行きたいです。剣道は心と身体が鍛えられるところがいいと思います。

  • 今回は防具の支援をしていただきまして、本当にありがとうございます。震災後、子どもたちは1年間防具をつけずに稽古をしていたわけですが、初めて防具をつけた時に、嬉しさと感動で、子どもたちの目が輝いていました。
    地域の復興には、子どもたちの力がこれから本当に頼りになります。ですから、強く正しい立派な人に成長してもらいたいと思っています。

TKヤンキースソフトボールスポーツ少年団(福島県)

福島県では子どもたちが避難したことをきっかけにチームの活動継続が困難になる団体がありました。
TKヤンキースソフトボールスポーツ少年団もその一つで、元々別々のチームが1つになってつくられました。
今回の支援をきっかけに活動に必要な備品を揃えることができ、大会で優勝しました。

  • 将来の夢は、プロ野球選手になって巨人に入団することです。ソフトボールをやっていて好きなことはチャンスの時に長打を打ってチームが試合で勝ったり優勝したりする時の快感です。

  • 僕の夢は、将来プロ野球選手になってメジャーリーグにいくことです。ソフトボールの好きなところは、接戦のチャンスでヒットを打って勝った時の快感です。

  • この度ご支援をいただいて本当にありがとうございました。子どもたちは今回のご支援をいただいて、真新しいユニフォームやヘルメット、その他道具類を購入することができ、本当に嬉しがっています。子どもたちの笑顔が最高に輝いていたことをすごくうれしく思います。本当にありがとうございました。
    子どもたちが1年間ほとんど外で練習することができなくなり、本当に辛い思いをさせてしまいました。去年はその影響もあり負けてばっかりだったんですけども、ご支援を受けて、強いチームができて、子どもたちの笑顔をみることができました。本当にありがとうございました。
    来年も福島県で1番になろうと子どもたちが意気込んで頑張っているので、ぜひ期待してみていてください。本当にありがとうございました。

猪苗代町立長瀬小学校マーチングバンド(福島県)

福島県猪苗代町立長瀬小学校では毎年マーチングバンドの演舞を地域の方々に披露しています。
震災後の2013年は、地域の魅力を伝える曲や、衣装やフラッグなどを地域の人と協力してつくりました。
夢実現プロジェクトでは材料費や製作費などを支援。子どもたちと地域の人の関わりが、より深くなる活動を支援することができました。

  • マーチングバンドの好きなところは、みんなで泣いたり笑ったり感動したりできるところです。

  • 避難してきた子どもたちが、会津猪苗代の地域が大変素晴らしいということを伝えてくれて、改めて元々ここにいる子どもたちが「この地域ってそんなに素晴らしいところなのか」ということを気づかされ、猪苗代の自然や歴史の素晴らしさを学んでから演奏をすることができました。

石巻少年少女合唱隊(宮城県)

夢実現プロジェクトの支援を活用してお揃いの制服を揃えた「石巻少年少女合唱隊」。
お揃いの制服を着て、地域のお祭りに積極的に参加するようになりました。
地元石巻の人のために歌いたい、という子どもたちの気持ちを、支援を通じて応援することができました。

  • 13年間この合唱隊に所属し、歌ったりしながらここで過ごしてきています。第二の家族に会える大好きな場所になっています。

  • 3分の1の子どもたちの自宅が無くなってしまったので、衣装が無くなってしまい、どうしよう、どうしようと思っていました。
    このように制服がいただけるプロジェクトがあるなんて夢にも思わなくて、本当にありがたいです。

気仙沼バレエソサエティ(宮城県)

震災後、講師の人数が少なくなってしまった気仙沼バレエソサエティ。
活動継続も危ぶまれましたが、夢実現プロジェクトから衣装や新しい講師への謝金、レッスンバーなどを支援。
子どもたちが様々な活動に関わることができる機会づくりをサポートしました。

  • バレエは、普段の生活から離れて、他の役になりきってできるところが楽しいなと思います。今の目標はバレエを末永く続けることです。震災で一時期できなくなったのでもう無理かなと思ったのですが、こうやって再開できたので、これからはずっと長く大人になっても続けていきたいなと思っています。

  • 震災後、1年経ってようやくお稽古が開始できたのですが、その時には教室も全て流されていましたので、レッスンバーもない状態で、窓のフチ等に掴まって練習をしていたんです。レッスンバーを見た時の子どもたちの表情といったら、もうそれはそれは嬉しそうで。「わー!前のと同じ。足乗っけていい?」と言って、本当に嬉しそうでした。私も子どもたちの表情を見て良かったなと思いました。支援して下さった方々に感謝しながら、今後も好きなバレエをやることによって人に喜びや感動を与える子どもたちになって欲しいなと思います。

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子どもリポーター・プロジェクト 活動の報告

Camera Reuse Project(カメラ リユース プロジェクト)により集まったカメラを使い、
夢実現プロジェクトの活動の様子を子どもたち自身が取材して発信してくれました。
東北の子どもたちからカメラを送ってくれた方へのお礼のメッセージが届きました。子どもたちの声を一部ご紹介します。

  • 宮城県農業高等学校写真部
  • 福島県立郡山商業高等学校珠算部
  • 三春おやこ劇場
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