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モンゴル
(公開日:2013.05.16)

【幼稚園プロジェクト?】子どもにやさしいトイレを幼稚園につくりました!(番外編)(2013年5月16日)

 

日本の皆様こんにちは。モンゴル事務所の柴田です。
シリーズで「子どもにやさしい幼稚園」をつくるための事業を紹介しています。前回2回に渡り、モンゴルの公立幼稚園のトイレの問題と、私たちの事業が目指した「子どもにやさしい要素を含むトイレ」の事例を紹介しました。


(改修したトイレの様子。「自分1人で、簡単に手が洗えるようになったよ!」)

このトイレ改修事業は、ただ単にトイレを改修するだけではなく、「子どもにやさしい」というコンセプトを明確にし、そしてそのコンセプトを関係者に正しく、広く伝えるために啓発ビデオやパンフレットも作成しました。

このようにハード支援とソフト支援をうまく抱き合わせてこの活動を行えたのも、さまざまな関係者のご協力があったからですが、特にこのお2人のご協力を、今回ご紹介したいと思います。


【JICAシニア海外ボランティアの山田範人(ヤマダ ノリト)さん】

はじめにご紹介するのは、JICAシニア隊員の山田範人さんです。山田さんのご専門は建築で、モンゴルでは「建築・都市計画省・建築開発センター」に所属し、建築や鉄骨建築に関する講義をし、モンゴルの技術者の育成に努めています。

山田さんからは、モンゴルの公立幼稚園にはなかった「子どもにやさしい要素を含むトイレ」のコンセプト確立のために、さまざまな貴重なご助言を頂きました。また「資機材が手に入らない」など日本では考えられない建築上の課題を提示いただけたことで、建築上起こりえる問題を予測して事前に対応することができました。



山田さんのお話です。

「ここの建設職員は資格を取ったり更新したりでよく勉強します。特に新しい技術にはすごい興味を示します。しかし学んだ技術を現場に生かせず、現場は35年前の日本のようです。それでも35年前の日本は、アルミサッシやその他すべて日本で調達できました。モンゴルでは、ほとんどの建築資材を輸入に頼っています。例えば、ある国が窓を売ってくれなければ一軒の家も建ちません。ですので、せっかく都市開発の勉強をしても、素晴らしいデザインの建築物を考えても、資機材が調達できなければ、また資機材を輸入することでコストがものすごく上がれば、現実的にそれを建てることは不可能となります。

幼稚園のトイレを改修する際、モンゴルで問題となることの1つとして、『子どもにやさしいトイレ』をデザインすることはできる。しかし、それを現実化するための資機材が手に入るのか?入らなければ、どのように代用品を作り出すのか?』という事だと思います。

また日本では当たり前になっていますユーザーの意見というものが、ほとんど反映されていません。日本では、ユーザーの意見によってデザインが決められ、そして施工業者がデザインに従って施工する、というユーザーの意見ありきです。しかしここモンゴル、特に公共施設である幼稚園のトイレ改修工事では、予算によってデザインや施工内容が決められます。ですので、改修工事によってトイレの数が減った、という幼稚園もあるほどです」


【JICA青年海外協力隊の桐山岳寛(キリヤマ タケヒロ)さん】

次のご紹介するのは、青年海外協力隊でデザイン教育に従事してみえた桐山岳寛さんです。桐山さんは、ウランバートル市の職業訓練学校で、16歳から23歳程度の学生に対し、デザインの理論的な内容からコンピュータ・ソフトウェアの使用方法まで、講義や演習を通じて幅広い指導を行ってみえました。



前回のプログで紹介しましたパンフレットは、桐山さんのご協力によって、モンゴルには少ない、斬新なデザインに仕上がりました。通常モンゴルのパンフレットというと、なにかと文字が多いのですが、このパンフレットは写真や絵が多く、読み手にとても優しいと大変良い評判を得ています。

桐山さんのお話です。

「モンゴルでは、日常的に出回るデザインには今も数多くの問題点が見受けられます。例えば、印刷や製本加工に関する品質管理上の問題。その他に、インターネットからダウンロードした画像を許諾なしに印刷する著作権上の違法行為などが挙げられます。日本の事例等を紹介しながら、それらの改善にも貢献できるよう活動しました。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下、SCJ)とは、アニュアル・レポート2010年度版の制作にデザイナーとして協力させて頂いたのをきっかけに、いくつかのプロジェクトに参加させて頂いています。これらのデザイン制作を通じて、SCJのモンゴルでの主な活動だけでなく、現在のモンゴルが抱える社会問題を知ることにもなりました。例えば、家庭内で子どもへの虐待やネグレクトなどが起きているという深刻な現実です。学校の教室にいるだけでは気付くことのできない問題を伝えるその報告は、青年海外協力隊の一員としてモンゴルという国を捉え直す機会となり、自身の視野を広げることにも繋がりました。また、私の教室では学生の学習意欲を高めるための教材として、完成した印刷物を紹介させて頂くこともあり、SCJとの出会いが私のモンゴルでの活動に様々な面でよい影響を与えてくれています。」
(桐山さんは、2013年3月末に、2年間の任期を終えご帰国されました。)

今後もお2人が、日本とモンゴルとの架け橋のような存在になることを、願わずにはいられません。

(報告:モンゴル事務所 柴田)




(改修したトイレの様子。「腰をかがめなくても子どもの体が洗えるようになりました。とても楽になりました。子どもが握るハンドルがあるので安全です!」と先生。)

*本事業は、外務省NGO連携無償資金協力の助成と、皆様からのご支援を受けて実施しています。


 

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