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モンゴル
(公開日:2013.10.04)

【幼稚園プロジェクト?】ポジティブ・ディシプリンで変わったすばらしい人々に再会しました。(学校編)(2013.10.4)

 

日本の皆さん、こんにちは。モンゴル事務所のウルジです。このブログで皆さんにお会いして、すでに約3年の月日が流れました。あの時は、公立小学校でポジティブ・ディシプリンを普及していました。今は、幼稚園で普及する事業に携わっていますので、かれこれ4年間近く、モンゴルでのポジティブ・ディシプリン普及に携わっていることになります。
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=95


(ウルジ)

この4年間モンゴルで多くの人々が、ポジティブ・ディシプリン研修に参加し学んできました。ポジティブ・ディシプリンを学んだことで、驚くほど素敵に変わった人々に多く出会うことができましたので、2回に分けてご紹介したいと思います。
まずはこのビデオをご覧ください。



この先生は、2011年発行のSCJニュースレターNo. 60の中で取り上げられたノロヴツェレン先生です。モンゴルの公立小学校は、1年生から6年生まで担任は持ち上がりなので、ビデオに出てくる子どもたちは、3年前にノロヴツェレン先生に教わっていた子どもたちと同じです。
http://www.savechildren.or.jp/news/publications/download/scj_60.pdf

いかがでしょうか?子どもたちが本当にのびのびと、生き生きと、楽しく毎日を送っている様子がわかります。
そしてこのポジティブ・ディシプリンのエッセンスが含まれた素敵な先生の教授法は、ノロヴツェレン先生の教室から他の教室に広まり、学校全体に広がっていきました。例えば、美術担当のエンバヤー先生の話です。


(エンバヤー先生とゲルの絵)

「私が指導する際は、全ての子どもがそれぞれに持っている異なる感性を見つけ、慣習や常識にとらわれることなく、自由にアイデアを広げていけるように側面から助言するようにしています。例えば、この絵ですが、この絵を描いた子どもは、はじめはゲルを1つだけしか描きませんでした。私は、その子どもに、同じゲルをもっと描いてみたらどうか、どんな状況の中にあるゲルなのかなどの質問を投げかけることで、子どもが描きたいと思っていることが素直に描けるように後押ししました。
モンゴルでは、ゲルの絵といえば、草原の中にある白い建物というパターンがほとんどです。子どもたちが当たり前のようにそれだけを描くのは、それが良い絵だと、周囲の大人から思い込まされているからかもしれません。でもその子どもは、ゲル自体を描きたかったのではなく、社会に起こっている変化をゲルの周辺で見つけたので、それを描きたかったのです。私は、その感性をすばらしいと褒めてあげました。この絵の中の子どもは、伝統的な衣装をまといゲルで生活しています。その一方、車があり携帯電話を使っています。今のモンゴル社会をよく表しているすばらしい絵になりました。」


次は、同校のアリウナ学校長のお話です。

(左端が校長先生。美容クラブの活動について説明しています。)

「すべての子どもはなんらかの個性を持っています。その個性を伸ばすのが我々の職務です。そのために私たちの中高等部では、大変多くの種類のクラブを用意しています。例えば、美術、モダンダンスとクラッシックバレー、コーラスや吹奏楽、伝統音楽と踊りなどなど。その他に専門的な、美容技術、洋裁や手工芸技術も提供しています。生徒たちは、実際にお客さんから注文を取り、美容サービスを提供し、服を仕立て販売しています。売り上げの何割かは、その生徒の収入にもなっています。これはサービス業を学ぶための練習でもあります。すぐに社会で役立ちますから。しかしモンゴルの公立学校では、まだそこまで課外であるクラブを準備できる学校は殆どなく、多くは、特別な能力をもった選ばれた生徒だけクラブに参加している、というのが現状です。


(技術室の様子と廊下飾られた生徒の作品)

生徒会活動も活発です。この学校では、なんと「先生なんでも投票」を行っています。
これは、例えば「一番すてきな服を着ている先生」「毎日笑顔の先生」「コミュニケーションが上手な先生」といったようにあるテーマを決め、そのテーマにおいて最も優れた先生に投票するのです。その結果は、廊下に貼り、公表しています。この投票は先生が自分を見直すためのとても良いモチベーションになっていると、校長先生は話していました。またこの他にも生徒会主催のラジオクラブがあり、校内放送でいろいろな情報を提供しています。


(初等部の図書館は、床にマットレスが敷き詰めてあります。リラックスできます。)

ポジティブ・ディシプリンを学校や幼稚園の先生に伝え始めたころ、教育関係者はそれほど興味関心を示しませんでした。教師がしつけという名目で体罰を加えるという事を肯定している教師もいた頃でしたし、教師の道徳観というものがそれほど重要視されていませんでした。それが今は、こんな取り組みをしている学校が出てきました。
またこういった現場での変化が後押しし、教育科学省が「関連する他の関係省にもその理解を促し、法的枠組みを整えていくことが重要である。」と認識してくださるまでに至りました。そのためSCJモンゴル事務所は、関係者と共に「提言書」を作成し、2013年8月に「ポジティブ・ディシプリン普及の実績がある教育科学省から、ぜひ、関連省庁に働きかけてください。」と、教育科学省に提出しました。これは、SCJモンゴル事務所の長年の取り組みの、大変大きな成果だと思っています。

私は、これからもポジティブ・ディシプリン全国普及のために、またはモンゴルから世界普及のために、活動していきたいと思っています。
これからもご支援のほどよろしくお願いします。

(報告;モンゴル事務所 ウルジ)
 


(第60番小中高一貫学校に保管されていたSCJのニュースレター。多くの人がこれを手に取り、読み込まれた様子が伺えます。)


*この「子どもにやさしい幼稚園推進」プロジェクトは、外務省・日本NGO連携無償資金協力の助成をうけ実施しています。


 

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