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日本/東日本大震災/防災(災害リスク軽減)
(公開日:2015.08.21)

高校生が防災学習のファシリテーター〜石巻西高等学校「防災体験学習?」〜

 

宮城県石巻西高等学校では、災害発生時に役立つ知識やスキルの習得を目的とし、年に2回「防災体験学習」を1日かけて行います。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは昨年と同様に、先生ではなく高校生がファシリテーターとなって行う防災学習を支援しました。今年は、1年1組、2年1組、3年1組など学年縦割りのクラスで、3年生が中心となって「なまずの学校」と「とっさのひとこと」(英語版)を用いた学習を実施しました。2015年6月22日のファシリテーター研修と6月26日の「防災体験学習?」について、報告します。

■「なまずの学校」ファシリテーター研修(6月22日)
2年生7名と3年生14名が参加しました。2年生のなかには、昨年の研修に続いて2回目という生徒も3名いました。学年は3年生より下ですが、「なまずの学校」のファシリテーターとしては、先輩です。まず、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが、ゲームのルールを説明。紙芝居に描かれている災害時の状況を解決するためにはどうすればいいか、、、手持ちのアイテムカードから考えます。選んだ解決方法によって「ナマーズ紙幣」で点数が与えられ、合計点数を競います。そして、全員で「Q12 停電時に灯りとなるもの」をしてみました。次に、3〜4人のグループに分かれて、練習です。問題を読む人、答えを読む人、「ナマーズ紙幣」を配る人と役割分担をして、進めます。

      

全グループが、「なまずの学校」を実践してみて、「こんなふうにしたらいいよ」「こんなことに注意しよう」ということを共有しました。「紙芝居の答えにあるカードを選んだグループには、拍手をして盛り上げよう!」「もしふざけたような答えが出たとしたら、どうするか考えておこう!」など、とても役に立つアドバイスがありました。最後に防災主任の上園先生から、当日の実施方法について連絡があり、終了です。 「事前にやっておくことによって、当日他の人にやり方を教えることができますし、楽しめました」という感想が生徒さんからありました。



■防災体験学習I「なまずの学校」(6月26日)
1年生から3年生の学年縦割りの6クラスに分かれて、「なまずの学校」を実施しました。問題を出す担当、答えを説明する担当、「ナマーズ紙幣」を渡す担当、3人1組となって、担当を交代しながら、次々と問題を出しました。例えば、「Q18 シェルターづくり」では、問題を読みあげた後、「がっちりでなく、一時的に安全を確保するためのものでいいです」と、問題のポイントを繰り返しました。少し時間をおいてから、「決まりましたか?」と声掛けし、滞りなく進行。

    

各グループの案が出揃ったら、紙芝居の答えを読みます。答えのカードを持っているグループから、「やったー!」と声があがりました。答えにないアイテムカードを選んだグループは、その理由を発表します。紙芝居の答えになくても、一人ひとりが工夫した答えには、点数が与えられます。ファシリテーターは、発表中に少しざわざわしていると、すかさず「聞いてください」と注意もしました。

    

答えの発表の仕方や「ナマーズ紙幣」の点数の計算方法に、例えば次の3例のような工夫が各クラスで見られました。

?紙芝居の答えを読んで、そのアイテムカードを持っているグループに手を挙げてもらい、「ナマーズ紙幣」を配りに行く。


?黒板にグループ名と獲得した点数を書き、問題が終わるごとに書き換えていく。

?選んだ答えを黒板に書き出して、その横に点数を書く。


ファシリテーター研修で得たことをきちんと伝えたうえに、オリジナルの方法も加えた堂々とした進行でした。

参加した生徒からは、「身の回りの物が役に立つと分かった」という感想がありました。ファシリテーターをした生徒の中には、「疲れた。。。。。みんなをまとめるのが難しかった」と言う生徒もいれば、「それぞれの班がみんなで話し合いをしていて、さらに楽しそうにやっていたので、『うまくいった!』と思いました」と、満足げな生徒もいました。さらに、学校の外に“出前授業”に行きたいと思う生徒も。「高校生だけじゃなく、世代に関係なく楽しめる物だと思ったので、いろいろなところで実施してみたいです」とのことです。

■防災体験学習I「とっさのひとこと」(6月26日)
「東日本大震災の教訓を漫画で学ぼう! とっさのひとこと」の英語版 
“Leaning Lessons from the Great East Japan Earthquake and Tsunami through Manga! Tossa no Hitokoto: What would you say? What would you do? In an Emergency” が、2014年12月に完成し、「中学生や高校生が英語で防災を学べますよ」と先生方にお勧めしていました。石巻西高校では、昨年は日本語版の「とっさのひとこと」を用いた防災学習を行いましたが、今年は英語版「とっさのひとこと」に取り組みました。

進行役は、国際理解委員さん2名です。状況シートのコピーを各グループに1枚、配りました。トピックは、2つです。
・状況20  Keeping the Toilet Area Clean [トイレを清潔に保つ]
・状況19 Making a Safe and Secure Place for Children [子どもが安心・安全に過ごせる場所をつくる]



まず、電子辞書や辞書を使いながら、漫画の1コマ目と2コマ目のセリフを訳していきました。「分からない!」というグループはありません。次に、また電子辞書や辞書を使いながら、3コマ目の空白の吹き出しに入れるセリフを考えます。「『汚い』って英語でなんて言うんだろう?」「“dirty”だよ」など、グループで話し合いながらセリフを完成しました。



さあ、発表です。進行役が指名したグループが、セリフを訳しました。(合っています。)考えたセリフは、
“OH, MY GOD!” [オー、マイ、ガー!]
“This is dirty.” [汚い!]
“OH, NO! What a sight!” [えーっ、何てこと!] など。

セリフに正解はありません。災害時に起こりうる状況に、「何と言うか」「どのような行動をとるか」を考えることが「とっさのひとこと」のポイントです。すべてのグループがセリフを発表した後に、日本語版が配られて、状況シートと教訓シートの内容を確認しました。


石巻西高校では、11月に2回目の防災体験学習が行われます。また「なまずの学校」と「とっさのひとこと」を生徒が進行役となって行う予定です。これらの防災教育教材のファシリテーターが、さらに増えそうです。防災学習に参加するだけでなく、防災学習の進行をすることは貴重な経験です。たくさんの子どもの防災リーダーの誕生をセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンはこれからも支援していきます。


(報告:東京事務所 太田まさこ、仙台事務所 菅原絵美)


 

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