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インドネシア
(公開日:2016.06.15)

【交通安全】4月の活動のハイライト

 
1.今年度からは学校側が主体となって交通安全研修の実施を目指します

2014年から始まった交通安全事業が3年目に入りました。(全体で4年間です。)
昨年度に引き続き、今年度も小学4年生と中学1年生を対象に、生徒と教師、合計30校で交通安全研修を実施しています。


学校での交通安全研修風景はいつも笑顔で溢れています

昨年度の経験を踏まえ、研修実施のノウハウの基本を身に付けつつある学校も出てきています。今月研修を実施した小学校は、昨年度に生徒向け研修の実施経験があり、教師もファシリテーター研修に参加していることから、今回の研修は学校側主体で行われました。まず、学校側より研修計画が提出され、セーブ・ザ・チルドレンのスタッフはそれを側面支援することになりました。そして、教師はスタッフと共に前もって教材を一緒におさらいし、研修業務を分担しました。学校側に主体性が生まれているのです。

生徒たちは研修を通して、昨年に引き続き「道路標識について」、「信号機の役割とその意味」、「安全な通学路の選び方」、「歩行者としての交通ルール」、そして「安全なバイクの同乗方法」などを学びます。インドネシアでは交通量が右肩上がりであるにも関わらず、こうした基本的な交通指導を学校では受ける機会がないことから、道路上でのリスクをよく理解できないまま大人になってしまう子どもたちが多いようです。

交通安全への意識が「あたりまえ」になる社会の実現のためには、各学校レベルでの交通教育への地道な取り組みが重要となるのではないでしょうか。今年度事業では、将来この事業が終了しても、学校側の主体的な取り組みによって交通安全教育が継続的に実施されるしくみづくりに焦点を当てつつ活動していくことにしています。


ミニ横断歩道とミニ信号機で道路の安全な横断の仕方を学ぶ小学生たち



交通安全教育ビデオを見る小学生たち。
小さい頃から意識を高めていってほしいですね。


2.子どもたちからの声:「学校で、ヘルメットをかぶらないでバイクに乗ることのリスクを学んだよ。」


ガネサくん

ガネサくんが通っている小学校は、バンドン市街の大通りに面しています。毎日、大型トラックを含む何千台もの車両が行き交う道路です。交通量は増え道路状況は悪くなるばかりだといいます。特に通勤時間には、ドライバーが信号機を無視したり、バイクが歩道を遮断したり、横断歩道上で車が停止したり、と無法地帯と化すこともしばしばです。学校の目の前で毎日のように繰り広げられるこうした事態を目の当たりにして、生徒の保護者らは心配の声が絶えません。それはガネサくんの母親も同じでした。

でも、ガネサくんは自信をもって通学しています。学校で交通安全の研修を受けたからです。

「ぼくは決して道路では遊ばないし、ふざけながら道路を横断する友人を注意するようにもしています。バイクに同乗する時には必ずヘルメットをかぶるようにしているし、バイクを自分で運転してしまうようなこともしません。道路を横断する時には必ず横断歩道を利用するようにしているし、車に乗る時には必ずシートベルトをしています。」

研修で学んだ事は確実に習慣として身についているようです。
「それから、もしバイクで事故を起こした時にヘルメットをかぶらずにいると、頭を打って、脳を損傷してしまうことも学びました。」

きっとお母さんもそんなガネサくんを誇らしく見守っていることでしょう。

さて、今年度で事業3年目を迎える交通安全事業は、今後も関係行政や学校関係者との連携をさらに強化させながら交通安全の取り組みをより定着化させていく予定です。

今年度もよろしくお願いします!


昨年度には学校警備員への研修も実施されました。
きちんと子どもたちの通学をサポートしていますね(写真右側)。

(インドネシア担当:鶴岡 友美)

 

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