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日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2016.11.22)

東京タワーから子どもの声を発信!東日本大震災・熊本地震を経験した子どもたちによる報告会Vol.1

 

2016年11月20日、世界子どもの日に合わせ、「東日本大震災・熊本地震を経験した子どもたちによる報告会〜東京タワーから子どもの声を発信!〜」を開催しました。東日本大震災から5年8か月、熊本地震から7か月を経過した今、子どもたちは何を伝えたのでしょうか?




■東京タワーから日本中に発信!東北と熊本の子どもたちの声■
当日は、岩手県山田町、陸前高田市、宮城県石巻市の東北から4名、熊本県益城町から2名、合計6名の小学5年生〜高校3年生までの子どもたちが東京タワーに集合!子どもたちの生の声を聴きたいと、東京近郊でセーブ・ザ・チルドレンを支援してくださっている個人や企業の方、文部科学省・復興庁、子ども・子育て支援関係者など子どもから大人まで約70人もの参加がありました。


「東京タワーから日本中に発信するような気持ちで今日のイベントに臨みたい」と、司会の子どもたちの意気込みとともにスタート!


まず最初に、「震災当時小学6年生だった私はただただ得体の知れない津波や鳴り響くサイレン、そして死への恐怖に押しつぶされそうだった」(宮城)、「震災後辛かったのは、家が流された人とそうでない人の心の溝」「学校が再開して間もないころは、気持ちの整理が追い付いていない子がほとんどで、とたんに泣き出す子も多くいた」(岩手)、「物資の差が原因の避難所でのトラブルがあった」「学校が弁当給食。早く普通の給食が再開してほしい」(熊本)など、子どもたちから災害直後のこと、困ったことが語られました。


そんな中、地域の復興に向けたまちづくりに出会った子どもたち。「自ら意見を出すこと、他人の意見に耳を傾けること、お互いの意見を尊重し、発展的な話し合いをする事、情報を共用し伝え合うことを学んだ」(宮城)、「自分と向き合えた」「以前より地域のことについて興味を持つようになった」(岩手)、「自分の意見を押し通すのではなく、他の人の意見を聴き、その意見のいいところをもっと広げることができるようになった」(熊本)とその変化を語ります。また、「栄養教諭になって、震災で体験したことや学んだことを子どもたちに伝えたい」(宮城)と将来の夢を語る姿もみられました。


会場からは、「給食で好きなものを食べられるとしたら何が食べたい?」「どのような情報がほしかったか?」「子どもの心のケアはどのようなものが必要か?」といった質問もあがりました。自分なりの言葉で震災時の経験や、思い、災害への備えを訴える子どもたちの姿に、参加者の方々も何度もうなずいたり、聞き逃すまいと真剣なまなざしで子どもたちを見つめていました。


■震災を経験した子どもたちからメッセージ■



最後には、大人や社会、東京近郊に住む方々へのメッセージをキーワードにまとめて披露!
「あの日から“今”」「心と話」「伝わる」「かかわり」「協力」「大人と子ども」とまとめられたメッセージの中には、「災害直後は助け合いが必要。ご近所さんと交流を持ってほしい」「災害時はおとなもピリピリなりやすいけど、そうすると、子どもも気をつかったり、不安になってしまう。おとなには子どもの前だけでも、冷静にいてほしい」(岩手)、「私たちがまだ震災の被害と戦っていることを忘れないで」(宮城)、「子どもでもしっかりとした意見を持ち、復興に関われる」(熊本)、など東日本大震災・熊本地震を経験した自分たち子どもだからこそ届けたい思いが並びました。
そして、6名全員で「ぼくたち、私たち、子どもの意見も聴いてください。もしかしたら明日災害がおこるかもしれません。その時のために、周りの人ともっとつながって下さい。そして、一日一日を大切に後悔しないように生きてください」と力強く訴えた子どもたち。


自分たちに関わることについてそれぞれの思いや意見を聴かれること、意見表明権は、子どもの権利条約にも明記されている、子どもたちの大切な権利の一つです。国連子どもの権利条約が採択された世界子どもの日に、子どもたち自身が権利の主体者として届けたこれらの声を、私たち大人や社会はどのように受け止めていけるのでしょうか?


次回は、子どもたちの詳しい発表内容や、参加者の方々からの感想をお伝えします。震災を忘れず、震災の経験を大切にしながら、子どもたちとともにより良い社会を創っていきましょう!


(報告:東京事務所 田代光恵)


 

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