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ウガンダ
(公開日:2017.04.05)

【防災】ウガンダ西部の防災事業が3年目に入りました

 
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、2015年2月よりウガンダ共和国カセセ県において、防災事業を実施しています。事業地のカルサンダラ準郡は、近年局地的な豪雨による洪水の頻繁に起きている地域。これに加え、洪水・浸水による地形変化や異常気象に起因する干ばつも発生します。

事業1年目には、事業地の全18村に災害対策委員会、地域内の8校(小学校7校、中学校1校)に防災クラブを設置するなど、コミュニティの防災体制づくりと防災活動に取り組んでいくための基盤強化に取り組みました。また、住民や学校・行政関係者などへの聞き取りや、子どもたちのグループ・ディスカッションを通じて、事業地における過去の洪水・干ばつといった被災経験、防災知識・対応の状況を調査し、災害対策委員会・防災クラブを推進役として、全ての村と学校が防災行動計画を策定しました。


村の災害対策委員会のメンバーが、村人と一緒に実際に各村の防災行動計画を策定する様子。
自分たちの村の年間の災害リスクを、月毎に整理しています。
(カセセ県カルサンダラ準郡カバカ村 2015年8月11日撮影)


また、村と学校の緊急災害時の早期警報システムと対応体制を整備した他、小学校では水害時に高まる感染症リスクを軽減するために保健衛生活動を実施。さらに、これらの活動を通じて、防災を管轄する地方の行政機関の能力向上も図りました。

2年目には、本事業で立ち上げられた災害対策委員会と防災クラブが中心となり、地域住民による河川の定期清掃や増水・洪水の影響で蛇行した河道を直線的に修正する工事や河川管理に関する啓発活動が開始されました。




地域住民による河道修正工事の様子。増水・洪水の影響で蛇行すると乾季に河川が干上がることも。
河道を直線的に修正することで、将来の洪水や干ばつのリスクが低減されます。
(カセセ県カルサンドラ準郡キニャヨビョ村にて。上:2016年7月15日撮影/下:2016年8月15日)


小規模灌漑など新たな取り組みを地域の住民に広めるモデル農家グループや学校菜園を通じた新しい農法の導入等、気候変動による生計への悪影響を軽減するための活動も進めています。また事業対象校では水害時に高まる感染症リスクの低減に向けた衛生活動も行ってきました。


学校菜園の様子。生徒の学び・体験の場であるばかりでなく、
保護者や地域住民に対して新しい農法を紹介する場にもなっています。
(カセセ県カルサンダラ小学校にて。2016年10月11日撮影)


事業3年目となる今年は、これまでの活動を継続しつつ、地域の防災体制の強化・定着を進めていきます。カセセ県の住民参加型の防災体制づくりは、他県のモデルになり得る事例として、現地政府も関心を寄せています。


日本の外務省と3年目の事業実施に向けての日本NGO連携資金協力事業贈与契約署名式の様子。
署名式はウガンダの救援・防災・難民大臣立ち合いの下、ウガンダ首相府にて執り行われました。
(2017年2月14日撮影)


<事業の概要>
ウガンダ西部のカセセ県は、気候変動の影響により、近年毎年のように洪水に見舞われ甚大な被害が発生しています。この事業では、カセセ県内の河川の下流に位置するため洪水被害が長期化しやすい農村部において、地方行政機関と連携の下、子どもを含む住民自身が子どもや家庭、そして地域全体に対する災害の影響を分析し、その被害を軽減していくための防災活動計画を作成して、さらにその計画に基づいて活動していきます。子どもを中心とした防災事業として、子どもたちの視点を取り入れることに重点を置きつつ、子どもや社会的に弱い立場の人々にとってより安全な地域づくりを目指します。

参考:外務省HPにおける事業紹介ページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/region/africa/uganda/
page23_000141.html


本事業は、みなさまからのご寄付と外務省、サラヤ株式会社のご支援により実施しています。

(ウガンダ駐在員:不破麻理子)

 

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