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ベトナム
(公開日:2009.10.15)

台風ケッサナーのつめ跡〜被災地クアンチ省から(09.10.15)

 

クアンチ省は今回の台風で最も大きな被害を受けた省の一つです。セーブ・ザ・チルドレンの緊急支援チームは10月4日から4日間被災地を訪問、必要な物資の配布を行うとともに子どもを含む被災住民の調査を行いました。


DSC_3500-1.JPG <被災地にて子どもたちにインタビューを行う緊急支援チームのニャー>

タローン村、パティ集落のティー(5歳)とバン(3歳)は訪問した際、小さなキャッサバを大切そうに
手に持ち、姉弟で分け合っていました。台風の夜、一家は暴風雨を避けるため山に避難しました。一晩たち、家に戻ってみると家は倒壊し、写真のようになっていたと言います。



kyoudai.JPG <キャッサバを手に持つバン。子どもの後ろにあるのは以前は台所だったところ>


「セーブ・ザ・チルドレンの物資支援を受けることができたので、今必要な食糧と物資は取りあえず確保することができました。しかし、作物が流され、今後の食糧不足が一番の心配の種です。子どもの文具や学校教材もすべて流されてしまいました。」 ティーとバンの父親は語ります。


chichioya.JPG <倒壊した家の前で。姉弟の父親(写真中央)>

この村はパンキウ族と言う少数民族の村でほとんどの村人が焼畑で稲を育て生計を立てています。台風が起きた時、既に稲の1回目の収穫は終えていましたが、洪水で収穫した米は水に浸かり、また暴風で残る畑もやられ今後大きな収穫は見込めそうにありません。



school.JPG <村の学校は一晩でこのような姿に。>




村の学校もすっかり様子が変わってしまいました。驚いたのは、以前この村を訪問した際、学校の横に大きな木があったのですが、今回訪問してみるとその木が飛ばされ、なんと校舎の中に食い込んでいたことです。教室の中は木の枝や葉で埋め尽くされていました。あの大木をなぎ倒した台風の威力がどれほどのものだったのか、またその時の子どもたちの恐怖がどのくらいのものだったのかこの倒壊した学校はそれをはっきりと物語っています。

セーブ・ザ・チルドレンでは今回、子どものいる50世帯に対し毛布、調理鍋、蚊帳、ヤカン、バケツなどの生活必需品の配布を行いました。しかしながら、台風により破壊された人々の暮らしを立て直すにはもう少し時間がかかりそうです。セーブ・ザ・チルドレンでは今後も引き続き物資の配布や復興に向けての支援活動を行っていく予定です。(報告:SCJベトナム代表 越川)
















 

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