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スリランカ
(公開日:2012.10.04)

新たな人生の始まり〜マータラ県における子どもにやさしい教育環境創出活動 (2012.10.04)

 
5月にお伝えしたスリランカ南部州マータラ県での小中一貫校支援事業(詳細はこちら)。事業の完了から数か月が経った9月15日、今回の事業にご寄付を下さった故山邊大輔様のお母様とご学友が、山邊様のご意志の生き続ける事業地ハッタトゥワ小中一貫校を訪問されました。


この事業が本格的に始まったのが昨年の7月。事業開始にあたり、お母様は一つの言葉を、私たちセーブ・ザ・チルドレンに託されました。
「私の息子はこの事業を通じて、スリランカに駐在するのだと思っています」
山邊様の「駐在」を実現すべく、1年2ヶ月の間、幾度にもわたり、セーブ・ザ・チルドレンのスタッフと学校の関係者の間で話し会いの機会を持ち、時には保護者たち自らが図書館建設などを行うなどして、ついに事業が完了したことは5月にお伝えした通りです。



以前は廃墟のような学校でしたが…


今では子どもたちの笑顔で溢れかえっています


そして迎えた9月15日、ハッタトゥワ小中一貫校では、前の晩から村を挙げて山邊様の法要が夜を徹して行われ(奇しくも前日の14日は山邊様の誕生日でした)、万端の準備をもって私たちの到着を待っていてくれました。到着後、ブラスバンドが山邊様のお母様を先導し、記念プレートの前へと導きます。そしてプレートの序幕をし、お母様が山邊様の写真と対面された瞬間、歓迎式典に参加した村のお母さんたちの多くもそのお気持ちが伝わったのでしょう、お母様と一緒に涙を流していました。



村を挙げての歓迎が行われました


子どもたちのお母さんやおばあさんたちも大勢が参加してくださいました


法要が行われた講堂は「ダイスケ・ヤマベ記念ホール」と名付けられ、子どもたちが志半ばにして病に倒れた山邊様を悼む詩を作ってくれていました。詩を渡してくれた女の子は、「しっかり勉強してね。このお兄さんがいつでも見守ってくれているから」というお母様の言葉に、「はい」と力強く頷いてくれました。



山邊様の名前が冠せられた講堂では


子どもたちが詩を作ってくれていました


式典が終わり、帰路に着こうとする私たちに大きな声が聞こえてきました。
「将来僕たちも日本に行くよー!」
そう呼びかける子どもたちに、お母様は
「頑張って勉強してねー。そうすれば必ず夢は叶うから!」
そして子どもたちは、私たちの姿が見えなくなるまでずっと手を振り続けてくれていました。



「将来日本に行くよー!」元気な声が聞こえてきました


日本で学ぶ。先生になる。クリケットの選手になる。
この地で、子どもたちのこうした夢の実現を見守っていくという新たな人生を歩み始めた「新駐在員」山邊大輔様。
私たちは、山邊様が必ずやこの重責を果たしてくださると確信しています。
 

「新駐在員」山邊大輔様が

子どもたちを見守っていってくださいます


(本記事の山邊様およびご家族に関する個人情報並びに写真は、ご遺族のご希望と了承を得て使用しております)

 

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