【ミャンマー】バングラデシュに避難したロヒンギャの人々~感染症拡大への懸念

8月25日以降、ミャンマー・ラカイン州における暴力の激化を受け、多くのロヒンギャの人々が家を追われ、隣国バングラデシュへ避難しています。国際移住機関(IOM)や政府の発表よると、バングラデシュ南東部コックスバザールに新たに避難してきた人は、およそ48万人にのぼっています。

ファティマさん(9歳)とクスムさん(7歳)、イブラヒムさん(4歳)きょうだい。村が襲われたときに父親は殺され家は全焼しました。持ち物も持たず、きょうだい3人だけでバングラデシュに逃れ、祖母ザイナブさんとは避難先のバングラデシュで再会しました。



頻繁に発生するモンスーンと相まって、安全な水や基礎的な保健医療サービスが利用できないことにより、コレラといった水を媒介として起きる感染症流行への懸念が広がっています。


セーブ・ザ・チルドレンは、「トイレの設置や、安全な飲料水と衛生用品へのアクセス向上とともに、基礎的な保健医療サービスの提供を拡大していくことは、感染症が流行する危険性を低減するために急務となっています」と訴えます。

世界保健機関(WHO)は、コレラ流行のリスクが非常に高くなっていると警鐘を鳴らすなか、コックスバザールに避難してきた4,500人以上のロヒンギャの人々は、下痢症の治療を受け、そして、その他大勢の人々は脱水症状の治療を受けています。また、少なくとも子ども14,000人が栄養不良に陥っているとの報告もあります。


セーブ・ザ・チルドレンの緊急医療チーム代表Dr. Unni Krishnanは、「私たちは、子どもたち、特に発達段階の初期にある5歳未満の子どもたちと妊産婦の健康状態を非常に懸念しています。私たちは、もっとも脆弱な状態にある人々に支援を届けられるようバングラデシュ政府とともに活動を続けていきます」と話します。

セーブ・ザ・チルドレンは、コックスバザールに医療チームを9チーム派遣する準備をすすめているほか、衛生用品(せっけん、おむつ、バケツなど)や食料、水の浄化タブレット、調理器具セット、防水シートの迅速な提供を続けています。
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