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専務理事・事務局長より年頭のご挨拶

旧年中はセーブ・ザ・チルドレンの活動にあたたかいご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
皆さまのご支援により、昨年も日本をはじめ世界中の子どもたちを支えることができました。


昨年、シリアから避難した人々が暮らす、ヨルダンの難民キャンプを訪問しました。このキャンプは、わずか9日間で設営され、約9か月後には20万人以上が避難生活を送るまでに急速に拡大しました。いかに大勢の子どもたちとその家族が、住む家を追われ避難を余儀なくされたかがわかります。シリア危機が始まってから、130万人に上る人々が国境を越えてヨルダンに避難したとされています。このキャンプで、「大きくなったら床屋になって自分の店を開いて、家族を助けたい」と夢を語る少年に出会いました。この少年は、子ども時代を紛争や避難生活といった非常に困難な状況のなかで送っています。私は、夢を持って懸命に生きる姿に、子どもたちが持つ自分自身で未来を切り拓く力を感じました。同時に、子どもを誰ひとり取り残さず、一人でも多くの子どもたちに支援を届けるという、私たちの役割を改めて認識しました。


国際社会では2016年より、2030年までに実現を目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」の取り組みが始まりました。SDGs策定の過程に積極的に関わってきたセーブ・ザ・チルドレンは、自らも「2030年までに子どもたちのために達成したいこと」という長期戦略を策定し、最も弱い立場に置かれた子どもたちに焦点を当てて世界中で活動を進めています。


世界は子どもたちにとって素晴らしい発展を遂げていますが、まだ何千万人もの子どもたちが困難な状況にあり、さまざまな機会を奪われています。だからこそ、私たちは厳しい環境を生きる一人一人の子どもたちが抱える問題に寄り添って、途上国のみならず先進国でも活動を行っています。日本国内では、子どもの貧困問題の解決や、子ども虐待の予防などの活動を通し、子どもの権利の実現への歩みを進めています。


2018年も私たちは、「子どもを誰ひとり取り残さない」との決意を胸に、世界中で子ども支援に取り組んでまいります。
今後とも皆さまの変わらぬご支援をお願い申し上げます。


2018年1月吉日
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
専務理事・事務局長 千賀 邦夫

(千賀:写真前列左から3人目)


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