この夏、子どもたちの命をおびやかす危機。

【アフリカ東部の国に暮らすウェリスさんの話】
干ばつの影響により、アフリカ東部の国では市場に食料が出回らず、食料価格が高騰しています。そのため、1日1食しか食べることができず、ウェリスさんは栄養不良となり、授乳中の息子ダヒルさんも必要な栄養を摂取することができていません。栄養不足により、ダヒルさんは免疫機能が低下し、呼吸器感染症を引き起こしました。食欲はますます低下し、さらなる栄養失調や感染症を引き起こすという悪循環に陥っています。
ウェリスさんは、ダヒルさんをボラマ病院にあるセーブ・ザ・チルドレンが運営するケアセンターにつれていきました。そこでは、重度の栄養不良の子どもへ、食事治療や抗生剤治療などの救命医療を行っています。ウェリスさんは言います。「私たちは、今まさに餓死をするのではないかと恐れています。食べものを買うお金もなく、生きる気力を失っています。ダヒルには治療を受けて生き残ってほしいと願っています。」
セーブ・ザ・チルドレンは、水や衛生用品の提供や、食糧不足への取組み、栄養不良の子どもたちへの支援、また、緊急医療支援や心理的サポートを行っています。支援活動へのご協力をお願いいたします。