この夏、子どもたちの命をおびやかす危機。

【アフリカ東部の国に暮らすウェリスさんの話】
干ばつの影響により、アフリカ東部の国では市場に食料が出回らず、食料価格が高騰しています。そのため、1日1食しか食べることができず、ウェリスさんは栄養不良となり、授乳中の息子ダヒルさんも必要な栄養を摂取することができていません。栄養不足により、ダヒルさんは免疫機能が低下し、呼吸器感染症を引き起こしました。食欲はますます低下し、さらなる栄養失調や感染症を引き起こすという悪循環に陥っています。

ウェリスさんは、ダヒルさんをボラマ病院にあるセーブ・ザ・チルドレンが運営するケアセンターにつれていきました。そこでは、重度の栄養不良の子どもへ、食事治療や抗生剤治療などの救命医療を行っています。ウェリスさんは言います。「私たちは、今まさに餓死をするのではないかと恐れています。食べものを買うお金もなく、生きる気力を失っています。ダヒルには治療を受けて生き残ってほしいと願っています。」

セーブ・ザ・チルドレンは、水や衛生用品の提供や、食糧不足への取組み、栄養不良の子どもたちへの支援、また、緊急医療支援や心理的サポートを行っています。支援活動へのご協力をお願いいたします。

あなたのご寄付でできること

例えば5,000円で…

・ジカ熱やマラリアから子どもたちを守る蚊帳を20枚提供できます。

・栄養不良の子ども6人に、1週間分の高栄養食を提供できます。

例えば10,000円で…

・生きるために必要な水を320人に提供できます。

・5家族に1年間、飲用や調理用の水を浄化するタブレットを購入することができます。

例えば30,000円で…

・6人家族に2カ月分の食料を提供できます。

・マラリアを診断し治療する保健専門家を2人育成することができます。

日本と世界の子どもたちのための活動

【ジカ熱への緊急対応】
中南米を中心に感染が広がっているジカ熱。セーブ・ザ・チルドレンは被害が広がるコロンビア、ボリビア、エルサルバドルなどで蚊帳や殺虫剤の配布をはじめ、政府や地域社会と協力して妊婦や子ども、青少年へ、感染予防の啓発などの活動を行っています。この活動により蚊によるデング熱やマラリアの感染も防ぐことができます。

 

写真はセーブ・ザ・チルドレンが支援する医療センターで、蚊を媒介とした感染症とその予防について学んだグラディスさん。

【熊本地震緊急・復興支援】
地震発生翌日の4月15日に緊急支援対応チームを現地に派遣しました。益城町にて支援物資を配布するとともに16日には、子どもが安心・安全に過ごすことのできる「こどもひろば」の運営を開始し、5月13日までの利用者はのべ、2,100人にのぼりました。現在は弁当給食への支援、学用品の配布など被災したこどもたちと保護者を対象に、地域のニーズにもとづき、支援活動を展開しています。