私たちは、2011年6月の映画祭開催に向けて一年前から声優の稽古を始めました。しかし、震災によって稽古場所としていた増田公民館が使えなくなり、稽古も中止となってしまいました。
2008年から続いているこの映画祭を今年も開催して、世界中から集められた短編映画の面白さを、自分たちの言葉で地域の人々に伝えたいです。
今回、夢実現プロジェクトにて広告費、台本作成費の助成を得て、2012年7月に名取市文化会館で世界子供短編映画祭を開催することができました。この映画祭では、11人の子どもたちが声優になり、映像に合わせてライブで吹き替えをしました。また、ポスターやパンフレットの製作、当日の歌唱、ピアノ伴奏も地元の有志の子どもたちが担いました。映画祭を通して、映画の制作国の文化について学び、様々な方法で自分を表現することの楽しさを知りました。(増田公民館事務長 中山 透)