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企業連携
(公開日:2020.02.20)

【事業地訪問】ミャンマー母子保健支援事業を武田薬品工業チームが訪問

 

セーブ・ザ・チルドレンは、お互いの資源や能力などの強みを活かした形での企業とのパートナーシップ構築を進めています。すべての子どもたちの権利の実現に向けて世の中に変革をもたらすためには、さまざまなステークホルダー間の連携は欠かせません。それは、「持続可能な開発目標(SDGs)」達成のためにも、さらに企業にとってはESG(企業の長期的な成長のために必要とされる3つの要素:環境、社会、企業統治)を強化していくためにも必要なことです。

 

企業との連携においては、寄付金による事業のサポートのみならず、従業員参加やサプライチェーンの見直し、さらには企業の本業を通じた社会課題解決、CSVCreating Shared Value, 共通価値の創造)などを通じ、ともに社会にインパクトをもたらすことを目指しています。


こうしたパートナーシップの取り組みの一環として、法人企業による事業地訪問があります。20201月に行われた武田薬品工業チームによるミャンマーの事業地訪問について、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン法人連携担当の山田が報告します。




2020119日〜25日にかけて、武田薬品工業の従業員5人は、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのスタッフとともに、ミャンマーの事業地を訪問しました。


同社では、2016年より、「グローバルCSRプログラム」という従業員参加型のCSRプログラムを実施しています。途上国・新興国の人々にとって切実な問題である保健医療アクセス改善を目指し、世界約70ヶ国3万人の全従業員の投票でNGOや国際機関のプログラムを毎年選定しています。


事業地訪問に参加した従業員は、この従業員参加プログラムにより社内公募で選出され、帰国後「CSRアンバサダー」として、訪問で学んだことを職場で共有したり、仕事に活かしたりする役割も担っています。



保健センター訪問や事業地の人々との意見交換

セーブ・ザ・チルドレンは、ミャンマーで、農村地域に住む少数民族の母と子の健康改善を目的とした母子保健支援プログラムを実施しており、武田薬品工業株式会社はこの事業を支援しています。



建設中の保健センターの前で地域の人々と



ヤンゴンから車で南に移動すること5時間、バゴー地域のチャウチー・タウンシップでは、約半数の母親たちが自宅で出産しています。セーブ・ザ・チルドレンは、地域の保健局や村の人たちと協力しながら、設備の整った保健センターを新たに4ヶ所建設したり、地域の補助助産師の活動支援を行ったりしています。


補助助産師は、ミャンマー政府が定める6ヶ月の研修を受けて認定される無償のボランティアで、医療施設のない村にひとりずつ配置することが推奨されています。補助助産師は、助産師の管理・指導のもと、各村の妊産婦の家庭を訪問して母子の健康状態を確認したり、母子の健康に関する保健教育を実施したりするなどの役割を担っています。


このほか、各村の地域ボランティアから成る「村保健委員会」を設置して、妊産婦が病院に緊急搬送されるときの費用を村内で積み立てる制度も導入しました。 


こうした取り組みが少しずつ成果を生み、地域の母親たちが安全に出産できる環境が整いつつあります。訪問した先々で、地域の人たちからあたたかい歓迎を受け、話を聞くと、補助助産師によるサポートや村内の積立制度のおかげで、以前は心理的、経済的に行きづらかった病院に行きやすくなったとの声を多く耳にしました。


 

村の人たちとのディスカッション           記念の植樹



支援を受けたお母さんたちと



最終日には社員からのフィードバック

最終日の振り返りミーティングでは、武田薬品工業の従業員からセーブ・ザ・チルドレンの事業に対するコメントや提案を受けました。社員からは、セーブ・ザ・チルドレンが地域の妊産婦に寄り添った密なコミュニケーションなどを通じて、築き上げてきたコミュニティや保健局との関係性を高く評価する声が多くあがりました。


また、今後の提案として、地域保健センターや助産師の取り組みの一環としてデジタルの活用をもっと促進することや、保健センターにさらに通いやすくするためのアイディアなどがあがりました。くわえて、セーブ・ザ・チルドレンの支援終了後も、村保健委員会や緊急搬送のための村基金のような仕組みが自律的に継続していくことへの期待も示されました。


さらに、武田薬品工業の従業員からは、これまで報告書を通じて以外では知り得なかった事業について、実際の現場を見ることができ、支援を通じた地域へのインパクトの大きさを実感できたとともに、この事業をサポートしている同社のCSRプログラムの意義を深く理解できたとのコメントがありました。


私自身は、初めての海外の事業地訪問を通じて、事業を進めていく中で、地域のさまざまな関係者を巻き込んで、粘り強く信頼関係を築いている活動の状況やその成果、地域の人たちが、セーブ・ザ・チルドレンに寄せる信頼や期待の大きさも感じました。企業とのパートナーシップの意義も再確認し、更なる連携促進に向けて想いを新たにしました。


武田薬品工業株式会社による事業地訪問の記事はこちら
 (法人連携担当 山田有理恵)



セーブ・ザ・チルドレンは、毎年600以上の企業・団体の皆さまとさまざまな形で連携し、子どもたちを取り巻く課題解決のために、緊急・人道支援や教育、子どもの保護、保健・栄養などの分野で、日本を含む世界約120ヶ国で活動しています。これからも、企業の皆さまとも協力・連携しながら、子どもたちを取り巻く社会課題の解決に取り組んでいきます。

【企業・団体の皆さまからのお問い合わせ先】
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン法人連携担当
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