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提言・声明
(公開日:2021.04.01)

【ミャンマー】クーデターから2ヶ月 子ども43人が死亡

 
2021年2月1日にミャンマーで軍事クーデターが起こってから2ヶ月が経ちました。この間、少なくとも43人の子どもたちが治安部隊により殺害されたと報じられています。さらに、過去12日間で子どもの死者数は2倍以上となっており、これは子どもたちの命が軽視されていることを示しています。

最年少の犠牲者は、わずか6歳(*)の少女でした。死亡した人たちのなかには、9歳と11歳の子どもを含む、16歳未満の子どもが合計15人含まれています。また、治安部隊から逃げようとして頭を撃たれたとされる13歳の少年や、マンダレーにある自宅あるいは自宅周辺で銃撃されたとされる14歳の少年もいます。

負傷した子どもたちの人数は不明ですが、かなりの人数にのぼるといわれています。負傷者のなかには、ゴム弾で目を撃たれたとされる1歳の子どもも含まれています。

現地で活動する人権団体(the Assistance Association for Political Prisoners :AAPP)によると、亡くなった人は521人にのぼります[i]。

セーブ・ザ・チルドレンは、現在起こっている暴力による恐怖やストレス、悲しみなどがミャンマーの子どもたちのメンタルヘルスに深刻な影響を及ぼしていることを懸念しています。加えて、私たちは、3月29日に行われた一連の空爆でカレン州の学校が爆撃され、数千人が避難したとの報道も憂慮しています。映像には、当時は誰もいなかったとされる学校が、攻撃によって完全に破壊されている様子が映っています。学校に対する攻撃は、子どもの権利に対する重大な侵害であり、いかなる状況においても正当化することはできません。

セーブ・ザ・チルドレンとパートナー団体は、暴力を目の当たりにした子どもたちに対する精神保健・心理社会的支援(こころのケア)の提供など、影響を受けた子どもたちやその家族に、可能な限りの支援を行っています。

セーブ・ザ・チルドレンは次の通り訴えます。
「子どもたちを暴力から守るよう幾度となく呼びかけてきたにもかかわらず、いまだ子どもたちが攻撃対象になっていることに衝撃を受けています。特に、安全であるはずの自宅で殺害された子どもたちもおり、非常に恐ろしいことです。

何の罪もない子どもたちが、その未来を残酷かつ不必要に奪われました。悲しみに暮れる家族、なかでもきょうだいの死を目の当りにした幼い子どもたちは、想像を絶する喪失感と痛みに苦しんでいます。子どもたちは、暴力と恐怖を目撃しており、ミャンマーは、もはや子どもたちにとって安全な場所ではないことは明らかです。

私たちは、抗議デモの参加者に対する攻撃を直ちに停止するよう改めて求めます。さまざまな危機において、幾度となく子どもたちがその代償を払ってきた姿を目にしてきましたが、子どもたちは無実の犠牲者です。ミャンマーの子どもたちを守る唯一の方法は、すべての人々に対する暴力を完全に止めることです。

(*)当初犠牲となった子どもの最少年齢は7歳と発表しましたが、その後確認を進めたところ6歳であることが判明したため修正しました。(2021年4月1日付)

[i] Data on child fatalities/detentions compiled by the Assistance Association for Political Prisoners (AAPP) – last updated on 31 March, 2021. 

 

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