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ミャンマー
(公開日:2021.06.12)

【ミャンマー】 5月に学校への攻撃100件以上

 
セーブ・ザ・チルドレンは、今年(2021年)2月1日に起きた軍事クーデターにより情勢が悪化しているミャンマーで、今年5月だけで103校の学校やその他の教育施設が何らかの爆発物によって攻撃され損傷したことを調査から明らかにしています。また、今年3月以降、ミャンマー国内で少なくとも60校の学校や大学のキャンパスが治安部隊により占拠されています。

学校や学校周辺で発生した爆発の多くは、即席爆発装置(Improvised Explosive Device:IED)や手榴弾などが使用されており、子どもたちや教師は深刻な危険に晒されています。そして、これらの爆発により、人々が死傷し、全国の教育施設が甚大な被害を受けたと報告されています。さらに、6月7日週には、教室で、武装した兵士が幼い子どもたちに銃を持たせていると見られる画像がソーシャルメディア上に投稿されました。

ミャンマーでは、新型コロナウイルス感染症の影響で休校措置が取られたため、1,200万人以上の子どもたちがすでに1年以上教育の機会を失っており、学校への攻撃は教育のさらなる中断をもたらします。加えて、このうち200万人以上の子どもたちは、新型コロナウイルス感染症が拡大する前から学校に通うことができていませんでした。

軍事クーデターが起こってから、子どもたちの教育は政治的対立の影響を受けており、(6月11日現在)ほぼ毎日のように学校が襲撃されたり、多くの教師が解雇されています。地元メディアの報道によると、6月1日に学校が正式に再開されて以降、復学した子どもは4人に1人しかいないと言われています。

ミャンマー中央部のマグウェイ地域に住む9歳の少年は次のように話します。
「私の通う学校は今年になっても再開していません。他の子どもたちが学校に行っているのを見ると、私も行きたくなります。でも、私の通う学校では銃声や爆発音が聞こえてくるため、学校が火事になって子どもたちが死んでしまうのが怖いです。学校から兵士がいなくなり、爆発もなくなったら戻りたいです。」

マグウェイ地域に住む10歳の少女は次のように話します。
「去年は新型コロナウイルス感染症の流行でずっと学校に行けませんでした。でも今年も、私は学校に行きません。学校には行きたいけれど、怖いです。学校の門は閉まっていますが、その中に兵士がいるので怖いです。学校にいる間に爆発があるかもしれないと不安になります。」

セーブ・ザ・チルドレンは次のとおり訴えます。
「ミャンマーの子どもたちの命を危険に晒すだけでなく、学校への攻撃は、子どもの権利の重大な侵害行為であり、いかなる学校も標的にされるべきではありません。また、ソーシャルメディア上で教室に武装した兵士がいる画像が確認されたことにも深い懸念を抱いています。

武装した兵士は、学校や教育施設にいるべきではなく、子どもたちに武器を持たせるような行動は、子どもたちを危険に晒すだけでなく、安全な教育のための国際基準にも違反しています。

セーブ・ザ・チルドレンは、すべての当事者に、子どもの最善の利益を優先するよう求めます。ミャンマーも締約国である世界人権宣言や子どもの権利条約などに定められているように、すべての子どもたちには、安全に教育を受ける権利があります。
これに加えて、教育施設において、新型コロナウイルス感染症の拡大予防のために適切な対策が講じられなければなりません。

セーブ・ザ・チルドレンとパートナー団体は、ミャンマーの子どもたちに、安全で質の高い学習機会の提供や、子どもたちへの心理社会的支援も行っています。」

 

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