ネパール子どもクラブ (2010.09.01)

子どもたちが自ら子どもの権利を実現できる場所     

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Q:ネパールの子どもクラブって何?
A:子どもたちが自ら子どもの権利を実現する場所です。

Q:どんな活動をしているの?
A:ネパールの社会的問題の中で子どもの権利を侵害しているようなイシューを取り上げ啓蒙活動、キャンペーン、討論会などをしています。

皆さま、こんにちは。SCJ東京本部でネパール事業担当をしている森本美紀です。今回初めてネパール出張に行き、ネパールの教育事業をこの目で見てきました。SCJ事業の中で最も古い歴史を持つネパール事業、開始してからもう18年目を迎えます。ネパールの教育の質改善事業は「全ての子どもを学校へ」を合言葉に多様な教育支援活動を実施しています。色んな活動を実施しているので、それぞれの活動内容や目的、そしてどう子どもたちに影響しているのかを理解するのは至難の業です。そんなネパール事業を皆さまに簡単にご紹介できればと思います。

今回私が取り上げたい活動はネパールの子どもクラブ。私が出張に行った際、踊りや歌、そして子どもの権利条約を述べたり、早婚について熱く語ってくれました。表現する機会や場を与えられた子どもたちは水を得た魚の如く、生き生きと自らの才能を活かし自己表現していました。そんな子どもたちに出会い気付かされたのは、私たちが事業を実施する上での最強のパートナーは子どもたちだということでした。

【子どもたちの驚くべきスピーチ能力】
子どもたちは毎日の生活の中で身近に感じるイシューを取り上げ、自分たちの意見を自らの言葉で表せるように日々練習しています。校内討論は意見の発表の仕方だけでなく、家庭内暴力、早婚やエイズ問題について理解を高めることにもつながっています。

校内討論会.JPGのサムネール画像「私たちは他の子どもたちにも訴えることでみんなの意識が向上できることを知っています!」と語ってくれたラクシミさん(上記写真)。 SCJ職員が子どもクラブを訪問した際、途切れることなくスピーチをしてくれました。ネパール語が分からない私も、彼女の自信のある表情や口調に魅かれ、5分のスピーチがあっと言う間でした。

【子どもの権利知ってるよ!】
子どもたちの生活の身近なイシューの中でも一番好きなのは子どもの権利!「あなたたちはどんな権利を持っているの?」と質問した鈴村駐在員に対して、子どもたちは声を上げて「差別から守られること、権利を持つこと、生きること、育つこと、表現すること!」と力強く語ってくれました。

子どもの権利.JPG                                                 子どもの権利条約について語るダンバー君(右端)

【個々の才能を生かす場所】
歌うこと、踊ること、楽器で演奏すること、子どもたちの好きなことや特技はそれぞれ異なります。子どもクラブは子どもたちの感じることを多様な才能を通じて表現する場でもあります。

歌を歌う子どもたち.JPGのサムネール画像のサムネール画像                      大好きな歌を披露する子どもたち 

  【一致団結で啓蒙活動】
得意のスピーチや踊り、演劇など、個々の才能を活かして、家庭内暴力についての劇を演じてくれました。酔っ払ったお父さん役がとても上手な男の子(左下写真)、迫真の演技でお母さん役を演じてくれた女の子(右下写真)。この劇を見れば、家庭内暴力が子どもにどんな影響を与えているのか、大人たちは立ち止まって考えることができるのではないでしょうか。子どもたちが今一番力を入れているのは早婚に対しての啓蒙活動。早婚を止めるのは難しいけど、「今まで2件の成功例があるよ」と教えてくれました。

お父さん役を演じる男の子.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像 お母さん役を演じる女の子.JPGのサムネール画像

酔っ払いのお父さん役を演じる男の子(左上写真)
女優顔負けの演技力でお母さん役を演じる女の子(右上写真)

今回ご紹介したネパールの子どもクラブについては、次回のSCJニュースレターでも取り上げられ、鈴村職員が子どもたちの成長ぶりについて熱く語ってくれます。是非ご覧ください!

(次号ニュースレターは、ホームページ上では、10月1日からご覧になれます。)

 

 

 

 


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