子どもを誰ひとり取り残さない 
Every Last Childキャンペーン

世界中のすべての子どもたちの
「生きる、育つ、守られる、参加する」権利が実現されるために。

 

「子どもを誰ひとり取り残さない Every Last Childキャンペーン」は、セーブ・ザ・チルドレンが2016年から世界中で開始した、社会からもっとも取り残された子ども達を支援するグローバルキャンペーンです。このグローバルキャンペーンのもと、私たちは、下記のようなさまざまなキャンペーンを実施し、子どもを誰ひとり取り残さないための社会への発信を行っています。
キャンペーンの初年度である2016年には、世界各国の約18,000人を対象として調査を行い、差別が人の生涯における様々な機会に影響を及ぼすことを明らかにしました。子ども時代にジェンダー、民族、宗教、障害、あるいは住んでいる場所を理由に差別を受けた人々の約半数が教育へのアクセスにおいて問題が生じ、また約3分の1が必要不可欠な保健サービスにアクセスできなかったと訴えています。

世界中のすべての子どもたちの
「生きる、育つ、守られる、参加する」権利が実現されるために。

 

「子どもを誰ひとり取り残さない Every Last Childキャンペーン」は、セーブ・ザ・チルドレンが2016年から世界中で開始した、社会からもっとも取り残された子ども達を支援するグローバルキャンペーンです。このグローバルキャンペーンのもと、私たちは、下記のようなさまざまなキャンペーンを実施し、子どもを誰ひとり取り残さないための社会への発信を行っています。
キャンペーンの初年度である2016年には、世界各国の約18,000人を対象として調査を行い、差別が人の生涯における様々な機会に影響を及ぼすことを明らかにしました。子ども時代にジェンダー、民族、宗教、障害、あるいは住んでいる場所を理由に差別を受けた人々の約半数が教育へのアクセスにおいて問題が生じ、また約3分の1が必要不可欠な保健サービスにアクセスできなかったと訴えています。

 

『最後の1人の子ども Every Last Child』報告書発表 (2016年)

“取り残されている子どもたち”の概要はこちら

■キャンペーンの取り組み①

 

世界子どもレポート
“END OF CHILDHOOD”

■キャンペーンの取り組み①

 

世界子どもレポート
“END OF CHILDHOOD”

 

どの国のどんな子どもたちが取り残されているのかを明らかにするため、2017年より、6月1日の国際子どもの日に合わせ「世界子どもレポート」を発表しています。各報告書では、日本を含む世界各国の子どもたちの現状を調査し、「子ども時代が守られている国ランキング」として示しています。このランキングは、”死亡”、”栄養不良”、”教育を受けられないこと”、”児童労働”、”早すぎる結婚”、”早すぎる出産”、”激しい暴力の被害”の7つの「子ども時代を奪う要因」のデータ分析から明らかにしたものです。世界のすべての子どもたが「子ども時代」を享受できる社会の実現を、私たちは強く訴え続けます。

 

2017年レポート『奪われた子ども時代』
2018年レポート『疎外される子どもたち』
2019年レポート『子どもたちに変化をもたらすために』

 

 

■キャンペーンの取り組み②

 

2019年セーブ・ザ・チルドレン創設100年キャンペーン

■キャンペーンの取り組み②

 

2019年セーブ・ザ・チルドレン創設100年キャンペーン

“この手で止める”
STOP THE WAR ON CHILDREN
―紛争下の子どもを守ろう―

 

セーブ・ザ・チルドレンの創設者であるエグランタイン・ジェブは、今から100年前、“Every war is a war against children(あらゆる戦争は、子どもたちに対する戦争です)”と述べ、第一次世界大戦で傷ついた子どもたちへの支援を開始しました。しかし、創設から100年経った今も、何百万人もの子どもたちが、彼らには何の責任もない紛争に巻き込まれ、子どもの権利を侵害されています。私たち一人ひとりの手で、子どもたちを紛争の脅威から守るため、2019年、「“この手で止める” STOP THE WAR ON CHILDREN ―紛争下の子どもを守ろう―」というキャンペーンを開始しました。

 

2018年レポート『子どもに対する戦争』
2019年レポート『子どもに対する戦争を止める』

『この手で止める』特設サイト

世界の状況は改善しています、でも取り残されている子どもたちがいます。

 

1990年以来、世界では子どもの死亡率が半分に減り、学校に通えていない子どもの数も半分に減っています。
それでも、いまだ数百万人もの子どもたちが取り残されています。
貧困、性別、障害の有無、人種や宗教によって、そして紛争地など住んでいる場所によって、多くの子どもたちが恩恵を受けることができていないのです。そして、取り残されている子どもたちの数は増えています。

世界の状況は改善しています、でも取り残されている子どもたちがいます。

 

1990年以来、世界では子どもの死亡率が半分に減り、学校に通えていない子どもの数も半分に減っています。
それでも、いまだ数百万人もの子どもたちが取り残されています。
貧困、性別、障害の有無、人種や宗教によって、そして紛争地など住んでいる場所によって、多くの子どもたちが恩恵を受けることができていないのです。そして、取り残されている子どもたちの数は増えています。

 

誰が取り残されているの?

 

取り残されている子どもたちは、保健・医療や教育などを受けることができません。貧困であったり、差別されていたり、またそれらが複雑に絡み合っていることが原因です。政府や社会が故意にこうした子どもたちに対する保健・教育へのアクセスを与えていない場合もあります。また、社会から無視されたり、問題があることを見過ごされている結果として、取り残されてしまっている場合もあります。

 

→より詳しくは:『最後の1人の子ども Every Last Child』報告書

どの国にも取り残されている子どもたちがいます。
その数は何百万人にも上ります。

どの国にも取り残されている子どもたちがいます。
その数は何百万人にも上ります。

 

4人に1人
が開発から取り残された地域に暮しています
– 途上国の12億人の子どもたちに相当 –

 

10人に1人
が紛争の影響を受ける国で暮らしています

 

4億人
の子どもたちが民族や宗教などによって差別されたり、排除されたりする危険にさらされています

 

1億5000万人
の子どもたちが障害を持っています

 

4億人
の12歳未満の子どもたちが、極度の貧困状態にあります

 

子どもを誰ひとり取り残さないために
キャンペーンが達成したい3つのこと

子どもを誰ひとり取り残さないために
キャンペーンが達成したい3つのこと

 

セーブ・ザ・チルドレンのグローバルキャンペーン 「子どもを誰ひとり取り残さない Every Last Child」は、以下の3つが世界中で達成されることを目指します。

 

  • 予防可能な原因で死亡する子どもをなくす
  • すべての子どもたちが質の高い基礎教育を受け、学ぶことができるようにする
  • 子どもに対するあらゆる暴力をなくす

 

 

達成のために必要な3つのこと

 

セーブ・ザ・チルドレンは、誰であるか、どこに住んでいるのかにかかわらず、すべての子どもたちが生き、学ぶ機会を確実に得られるようにするため、政府に次の3つの保証を求めます。

達成のために必要な3つのこと

 

セーブ・ザ・チルドレンは、誰であるか、どこに住んでいるのかにかかわらず、すべての子どもたちが生き、学ぶ機会を確実に得られるようにするため、政府に次の3つの保証を求めます。

 

■公正な資金調達を
すべての子どもたちが生き、学び、そして保護されるために必要不可欠なサービスにアクセスできるように、十分な資金を調達し、適切に支出してください。そうした資金調達のための国際的なルールと国内のシステムをつくってください。

■平等な取り扱い
子どもたちが、生き、学び、保護されることを阻害し、子どもたちを差別するような法律・政策や社会的な行動・規範に対して異議を唱え、それらを変えてください。

■子どもへの説明責任
取り残された子どもとそのコミュニティに影響を与える決定に対して、彼ら自身が意見を言えるようにしてください。また、すべての子どもが公的機関に登録されるようにしてください。

このキャンペーンは、持続可能な開発目標の達成に寄与します

 

2015年に国連総会で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、「すべて人にとって目標が達成されない限り、SDGsは達成されたとは言えない」ということを原則にしています。つまりSDGsは、不平等をなくす取り組みを進める国際目標なのです。 しかしながら、未だ400万人以上の子どもたちが予防可能な病気が原因で命を落としています。そして、SDGsの達成期限である2030年においても、4,000万人以上の子どもたちが基礎教育を受けられていないと予測されています。

このキャンペーンは、持続可能な開発目標の達成に寄与します

 

2015年に国連総会で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、「すべて人にとって目標が達成されない限り、SDGsは達成されたとは言えない」ということを原則にしています。つまりSDGsは、不平等をなくす取り組みを進める国際目標なのです。 しかしながら、未だ400万人以上の子どもたちが予防可能な病気が原因で命を落としています。そして、SDGsの達成期限である2030年においても、4,000万人以上の子どもたちが基礎教育を受けられていないと予測されています。

子どもたちのだれが取り残されているのかをきちんと把握し、彼らに対する取り組みを優先して実施していかなければ、SDGの目標を達成することはできません。 このEvery Last Childキャンペーンでは、子どもたちを取り残す原因となる障壁をなくし、最後の1人の子どもに手を差し伸べることを通じて、SDGsの達成に寄与します。