武力衝突の激化から1年以上が経過。
子どもたちの生活のすべてが破壊され続けています。

 

ガザ地区の子どもたちは、自分たちが起こしたわけでもない危機に、もっとも高い代償を払っています。
武力衝突の激化から1年間で、ガザ地区では1万4,100人以上の子どもたち犠牲になりました。
また、ヨルダン川西岸地区では140人以上の子どもたちが、イスラエルでは37人の子どもたちが犠牲になりました。

困難のなかで、セーブ・ザ・チルドレンと現地パートナー団体はこの1年、子どもたちとその家族の命を守るため、支援活動を続けてきました。

困難のなかで、セーブ・ザ・チルドレンと現地パートナー団体はこの1年、子どもたちとその家族の命を守るため、支援活動を続けてきました。

 

【現地パートナー団体との連携により実施した活動】

●現金支援、食料、衛生的な水、衛生用品などの生活必需品の配布
●子どもたちが遊んだり学んだりできる「こどもひろば」や仮設学習スペースの設置
●子どもたちとその養育者へのカウンセリング、精神保健・心理社会的支援の提供
●爆発による負傷の治療など、子どもたち、母親、乳幼児の命を救う医療・栄養支援の提供

 

【皆さまのご寄付により、1年間で支援することができた人数(国別)】

●ガザ地区:68万8,299人
●ヨルダン川西岸地区:2万7,488人
●レバノン:6万人
●エジプト:3,818人

 

危機に直面した子どもたちをご支援いただきありがとうございます。

 

1年間の活動をまとめたレポートを見る

ガザ地区にあるセーブ・ザ・チルドレンの学習スペースで学ぶアヤさん*(13歳)

ガザ地区にあるセーブ・ザ・チルドレンの学習スペースで学ぶアヤさん*(13歳)

 

現地におけるセーブ・ザ・チルドレンの役割

セーブ・ザ・チルドレンは、パレスチナの支援現場において、重要な役割を果たしています。支援団体間の活動を調整して、より多くの人々を支援し、もっとも弱い立場にある人々に支援が届くようにしています。
例えば、セーブ・ザ・チルドレンは人道支援国別チームやクラスター(国連主導の分野別に機能するグループ)の代表的なメンバーも務めています。特に、ヨルダン川西岸地区の教育クラスター(*)では、共同リーダーを務めています。
また、子どもの保護、ケースマネジメント、食料安全保障と生計、現金給付、保健・栄養、水・衛生、避難所管理、ジェンダー、セーフガーディングのクラスターでも重要な役割を担っています。

(*)人道支援が行われる地域で、支援団体が支援の活動を調整するための機能を持つ国連主導のグループのこと

【今後の支援について】(2024年10月15日時点)

【今後の支援について】(2024年10月15日時点)

セーブ・ザ・チルドレンはパレスチナで70年以上活動し ています。私たちは、この危機に巻き込まれた子どもたちを支援するために、今後も全力を尽くします。しかし、完全な停戦が実現しない限り、子どもとその家族が強制的に避難させられることが繰り返されます。また、人道支援を提供し続けたり、職員の安全を確保したりすることがさらに困難になることも予想されます。そのため、私たちは全世界に向けたアドボカシー活動を通じて、以下のことを引き続き呼びかけています。

 

●即時、かつ恒久的な停戦 #CeasefireNOW
●子どもたちの保護、残虐犯罪の防止
●ガザ地区の人々に支援を届けるために、イスラエルの検問所の開放
●当事者への、パレスチナとイスラエルの子どもたちに対する重大な違反行為に対する説明責任の追及
●関係各国からの武器、部品、弾薬の供給と、攻撃の扇動の停止

 

【今後数ヶ月の活動計画(2024年10月15日時点)

●「こどもひろば」を増設し、精神保健・心理社会的支援を継続的に実施
●追加の仮設学習スペースを設置し、教育支援を実施
●特に学校や避難所における上下水道システムの復旧
●2つの新しいプライマリヘルスケアセンターを開設し、母子エリアを追加
●世帯への現金支援を継続


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例えば約5千円で…

ペットボトルの水を60本提供できます。

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例えば約1万円で…

衛生用品キット(給水タンク、浄水タブレット、洗面用品、タオルなど)1セットを提供できます。

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食料品(豆・チキン・ツナなどの缶詰、フムス、高エネルギービスケットなど)4セットを提供できます。

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セーブ・ザ・チルドレンの緊急・人道支援

私たちセーブ・ザ・チルドレンは、人道危機における子どもの支援において100年をこえる歴史と経験があります。
26,458人のスタッフ世界約120ヶ国で子どもたちの声を聴きながら支援を届けています。
―2023年には107 件の緊急・人道支援を展開しました。

依然として厳しい状況が続き、私たちの支援活動に終わりはありません。

依然として厳しい状況が続き、私たちの支援活動に終わりはありません。

しかし、皆さまお一人おひとりのあたたかい想いは、着実に一人ひとりの子どもたちの今と未来につながっています。

どうか、私たちとともに子どもたちを支えてください。

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