「東日本大震災緊急・復興支援 5年間の軌跡」
報告書が完成しました
報告書「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 東日本大震災緊急・復興支援事業5年間の軌跡~子どものために・子どもとともに~」
未曾有の大災害であった東日本大震災から5年が経過しました。
私たちセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、すべての子どもが生きる・育つ・守られる・参加する「子どもの権利」を実現できるよう活動しています。震災直後から子どもの命が守られ、子どもが震災の影響から回復し、安心・安全に学び、遊び、育つ環境や機会が保障されること。さらに、子どもたちが復興・防災などにおいて画期的な変化を起こす主体者となり、復興の過程に、地域の一員である子どもたちの声が反映されること。それら2つを目指して東日本大震災緊急・復興支援事業を行ってまいりました。
この報告書は、2011年3月から2015年12月まで実施した緊急・復興支援事業の主な実績をご説明すると同時に、私たちが本事業を通じて学んだ知見や教訓を記録し、今後起こりうる災害時の子ども支援に活かされることを目的として、まとめられました。東日本大震災を契機に、災害時の緊急・復興支援のあり方は、様々な角度から検討が加えられています。しかしながら、緊急・復興支援における子どもの位置づけが、それらの枠組みで十分検討・反映されているとはいまだ言えません。私たちが約5ヶ年にわたり実施してきた本事業の経験が、今後起こりうる災害に際し、子どもの権利が保障されるために活かされることを切に望みます。