ACジャパンの支援による広告、第2弾スタート!

ACジャパンの支援キャンペーンとして、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンを多くの方々に知っていただくためのキャンペーンが昨年に続いて展開されます。2015年7月から2016年6月までの1年間、テレビCM、ラジオCM、新聞広告、雑誌広告、駅や電車内の交通広告にて、放映ならびに掲出されます。
テーマは、Save[    ]
[    ]に入るもの。夢、可能性、安心、いのち……。子どもにとって、そして大人にとってのSaveすべきことは何か、かけがえのない大切なものは何か、を考えるきっかけになるようにと広告がつくられています。子どもの声に耳を傾けながら支援事業を実施しているセーブ・ザ・チルドレンの活動をぜひ知っていただきたいと思っています。

TVCMはこちらでも見ることができますので、ぜひ一度ご覧ください。

モンゴル撮影の裏側

2015年度、ACジャパン支援キャンペーン「Save[          ]」第2弾の撮影は、昨年事務所開設20周年を迎えたモンゴルで行われました。撮影地・ウブルハンガイ県タラグト郡は首都ウランバートルから車でおよそ7時間の場所に位置し、そこでセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、遊牧民の子どもたちが質の高い教育を受けられるよう支援活動を続けています。

小学生・中学生が学ぶ校舎の横には寮があります。毎日の通学が難しい遊牧民の子どもたちは、そこを拠点に、親元を離れて生活しています。今回の撮影は、現地の先生や生徒のみなさんに協力して頂き、まず最初に小学生の各クラスを制作チームが回り、ひとりひとりから将来の夢を聴かせてもらいました。「数学の先生になりたい」「ダンサーになりたい」という子どもが多く、理由がすべて「先生が好きだから!」というもので、心から先生を尊敬している様子。他にも「大統領」「モンゴル相撲の選手」など、たくさんの夢があり、みんな瞳を輝かせながら答えてくれました。

残念ながらCMには登場していないのですが、制作チームの来校を歓迎し、正装の衣装を着た子どもたちが、学校の近くにある講堂のステージでモンゴルの伝統的な歌とダンスを披露してくれました。毎日授業が終わると多くの子どもたちはこの講堂に集まり、歌やダンスの練習をするのだそう。一生懸命な表情で、とても素晴らしかったです。

撮影は校舎、寮、学校近くのゲルに住むご家庭、平原で羊などの家畜を飼って暮らしている遊牧民家族のゲルの前で行われました。最初は緊張した表情の子どもたちも慣れてくると徐々ににこやかに。現地では夜の20時頃まで空が明るく日中の日差しが厳しいため、外での場面は早朝と夕方すぎに撮影されました。待ち時間には、監督をはじめ制作チームのスタッフと外でサッカーを楽しんだり、相撲を取る姿も。通訳を担当してくれた現地の日本語の先生に、初めての日本語を教えてもらってみんな興味津々。覚えたばかりの日本語でひとりずつ「はじめまして」「なまえ、なんですか?」と順番に撮影スタッフに話しかけ、初めての経験を笑顔で楽しんでいました。

なお、今回のメイキング・シーンの撮影は、セーブ・ザ・チルドレンの子ども保護事業で写真撮影を学んだことで写真に興味を持ち、現在ではプロのフォトグラファーとしてモンゴルで活躍するダバニャム・デルゲルジャルガルさんが担当しています。

 現地の生徒のみなさん、先生のみなさん、撮影にご協力いただき本当にありがとうございました!

【制作スタッフ】

監督:宮田孝三

撮影:萱野浩二

音楽:渡辺シュンスケ

制作広告会社:(株)電通名鉄コミュニケーションズ

制作会社:(株)シースリーフィルム

メイキング撮影:ダバニャム・デルゲルジャルガル

メイキング編集・制作:(株)シースリーフィルム