もしものときのために、子どもと一緒に備える防災を

地震や集中豪雨など、自然災害は、いつ起こるかわかりません。さまざまな災害が起こったときのために、日ごろから、どんな備えをすればよいのでしょうか。子どもたちと一緒に防災について考えるとき、災害に備えるための準備をするときに役立つ情報や、知識を紹介します。

地震や集中豪雨など、自然災害は、いつ起こるかわかりません。さまざまな災害が起こったときのために、日ごろから、どんな備えをすればよいのでしょうか。子どもたちと一緒に防災について考えるとき、災害に備えるための準備をするときに役立つ情報や、知識を紹介します。

 

 

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日常から子どもと一緒にできる防災活動や学び

日常から子どもと一緒にできる防災活動や学び

防災・災害時における子どもたちの関わり

2015年に国連防災世界会議で採択された「仙台防災枠組み」は、防災に子どもたちの声を反映し、災害時に子どもたちが主体的に行動できるよう、地域社会の防災(災害リスク軽減)体制強化事業を進めていくことを求めています。

防災・災害時における子どもたちの関わり

2015年に国連防災世界会議で採択された「仙台防災枠組み」は、防災に子どもたちの声を反映し、災害時に子どもたちが主体的に行動できるよう、地域社会の防災(災害リスク軽減)体制強化事業を進めていくことを求めています。

 

そこで、セーブ・ザ・チルドレンは、大きな災害を子ども時代に経験した人々が感じたことや、日頃から防災に取り組んでいる子どもたちの活動をオンラインで紹介しています。

 

また、過去の自然災害で子どもたちが果たした役割を記録しました。この記録集が、大規模な災害に備え、地域の防災計画や学校・子ども関連施設での防災教育、避難所運営について検討する際に、子どもの意見を取り入れたり、子どもにとって過度にならない範囲で果たす役割を整理したりする資料となれば幸いです。

 

■ 「一緒に考えよう これからの防災」2021年オンラインイベント

2011年東日本大震災後に中高生が果たした役割 

2018年西日本豪雨時に子どもたちが果たした役割 

子どもと一緒に非常用持ち出し袋の準備
災害時に避難する場合に備えて準備する非常用持ち出し袋の中に、どんなものを入れたらよいでしょうか。服や薬など、子どもに必要なものにくわえて、子どもが普段一緒に遊んでいるぬいぐるみや、お気に入りの毛布など落ち着けるものも忘れずに。

 

■子どもにやさしい非常用持ち出し袋 チェックリスト

子どもと一緒に非常用持ち出し袋の準備
災害時に避難する場合に備えて準備する非常用持ち出し袋の中に、どんなものを入れたらよいでしょうか。服や薬など、子どもに必要なものにくわえて、子どもが普段一緒に遊んでいるぬいぐるみや、お気に入りの毛布など落ち着けるものも忘れずに。

 

■子どもにやさしい非常用持ち出し袋 チェックリスト

日本語版【Japanese】はこちら

英語版【English】はこちら

中国語版【Chinese】はこちら

ポルトガル語版【Portuguese】はこちら

■台風から子どもたちと避難するときに役立つポイントをまとめた動画

※セーブ・ザ・チルドレンUSA(米国)が作成し、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが字幕を付けました。

避難生活で役立つ工作
避難先では、いろいろな物を工夫して生活する必要があるかもしれません。新聞紙で紙食器をつくるなど、過去の災害支援現場で役に立った身近な物を使ったかんたんな工作を紹介します。日ごろから子どもと一緒に作り方を練習してみませんか。

 

新聞紙で作るスリッパ(動画はこちら
紙で作るお椀(動画はこちら
紙で作るコップ(動画はこちら
ゴミ袋でつくるレインコート(動画はこちら

避難生活で役立つ工作
避難先では、いろいろな物を工夫して生活する必要があるかもしれません。新聞紙で紙食器をつくるなど、過去の災害支援現場で役に立った身近な物を使ったかんたんな工作を紹介します。日ごろから子どもと一緒に作り方を練習してみませんか。

 

新聞紙で作るスリッパ(動画はこちら
紙で作るお椀(動画はこちら
紙で作るコップ(動画はこちら
ゴミ袋でつくるレインコート(動画はこちら

※工作は簡易的な物になりますので、実際の状況にあわせて必要な物をご活用ください。

避難先でもできる遊びのアイデア

遊びは子どもの成長と発達に欠かせません。遊びの中で子どもは、自ら考え行動したり、感情を表出したり、人と関わったりなど、さまざまな学びや経験を積み重ねていきます。そして、遊びは子どものこころの安定を助け、困難を乗り越える力にもなるため、災害後など普段と異なる環境や制限された生活の中においては特に重要です。

 

■一般財団法人児童健全育成推進財団が運営しているサイト「コドモネクスト」の中から、避難所や在宅、車中泊などの避難生活でも利用できる遊びを紹介します。ウェブページはこちら

避難先でもできる遊びのアイデア

遊びは子どもの成長と発達に欠かせません。遊びの中で子どもは、自ら考え行動したり、感情を表出したり、人と関わったりなど、さまざまな学びや経験を積み重ねていきます。そして、遊びは子どものこころの安定を助け、困難を乗り越える力にもなるため、災害後など普段と異なる環境や制限された生活の中においては特に重要です。

 

■一般財団法人児童健全育成推進財団が運営しているサイト「コドモネクスト」の中から、避難所や在宅、車中泊などの避難生活でも利用できる遊びを紹介します。ウェブページはこちら

■『あそびのレシピ』主に0歳~6歳の未就学児の成長・発達を促す遊びの数々を紹介しています。

「みんなで考えよう!自然災害と防災―みんなに知ってほしい!自然災害のこと」

 

さまざまな災害が起こったときのために、日ごろから、どのような備えをすればよいのでしょうか。セーブ・ザ・チルドレンは、自然災害を経験した子どもたちの声をもとに、シリーズで自然災害や防災、気候の問題などについて考えます。このシリーズではできるだけやさしいことばをつかって、子どもがわかるようにしています。ぜひお子さんといっしょに読んでみてください。

「みんなで考えよう!自然災害と防災―みんなに知ってほしい!自然災害のこと」

 

さまざまな災害が起こったときのために、日ごろから、どのような備えをすればよいのでしょうか。セーブ・ザ・チルドレンは、自然災害を経験した子どもたちの声をもとに、シリーズで自然災害や防災、気候の問題などについて考えます。このシリーズではできるだけやさしいことばをつかって、子どもがわかるようにしています。ぜひお子さんといっしょに読んでみてください。

 

第1回「みんなに知ってほしい!自然災害のこと」
第2回「大雨や台風による自然災害が起きたとき、自分を守るためにはどうしたらいい?」
第3回「自然災害が起きたときの避難に備えて準備しておこう」
第4回「自然災害がおきてしまった後の生活を考えて、ふだんから準備しておこう!」

第5回「自然災害が おきた時の ひなん生活に そなえて、ひなんじょでの すごし方や できることを 考えてみよう!」

第6回「かんせんしょうがりゅうこうしている中で災害がおきた時ひなん生活はどうしたらいい?」

最終回「自然災害がおきた時にそなえて、いろいろなひなん場所を考えておこう」

 ※このシリーズは2021年に作成した内容になるため、防災に関する最新情報は内閣府のホームページをご覧ください。

「災害がおきたときに取りのこされてしまいがちな人ってどんな人だろう?いっしょに考えよう!災害時の多様性について」

「災害がおきたときに取りのこされてしまいがちな人ってどんな人だろう?いっしょに考えよう!災害時の多様性について」

 

普段の生活だけでなく、災害がおきたときに避難する際や避難生活中においては「多様性」について、いつも以上に考えることが重要になります。今回セーブ・ザ・チルドレンは、障害のある人、外国人・外国にルーツがある人、ジェンダー・セクシュアリティを各テーマとして、支援団体へのヒアリングなどをもとに、そうした人々が災害時にこまってしまうことや、みんなが手助けできることについてまとめました。

※このシリーズではできるだけやさしいことばをつかって、子どもでもわかるようにしています。

ぜひお子さんといっしょに読んでみてください。

 

第1回 災害と多様性 

第2回 災害と障害のある人 

第3回 災害と外国人・外国にルーツがある人(1) 

第4回 災害と外国人・外国にルーツがある人(2) 

第5回 災害と外国人・外国にルーツがある人(3) 

第6回 災害とジェンダー(1) 

第7回 災害とジェンダー(2) 

最終回 災害とジェンダー(3) 

 

※このシリーズは2023年に作成した内容になるため、防災に関する最新情報は内閣府のホームページをご覧ください。

 

楽しみながら学ぶ災害時のアクション
実際に災害が起こると、大人でも冷静な判断ができないと言われています。いざという時に備え、災害発生時にとるべき行動や避難所生活について、漫画やゲームを通して子どもと一緒に楽しく学びましょう。

 

■「東日本大震災の教訓を漫画で学ぼう!とっさのひとこと
※東日本大震災を体験した子どもと大人の声をもとにして制作された教材で、セーブ・ザ・チルドレンと防災教育・啓発活動を専門とするNPO法人プラス・アーツが協働で開発しました。

楽しみながら学ぶ災害時のアクション
実際に災害が起こると、大人でも冷静な判断ができないと言われています。いざという時に備え、災害発生時にとるべき行動や避難所生活について、漫画やゲームを通して子どもと一緒に楽しく学びましょう。

 

■「東日本大震災の教訓を漫画で学ぼう!とっさのひとこと
※東日本大震災を体験した子どもと大人の声をもとにして制作された教材で、セーブ・ザ・チルドレンと防災教育・啓発活動を専門とするNPO法人プラス・アーツが協働で開発しました。

 

そのほか防災関連ゲーム>>
※NPO法人プラス・アーツのウェブサイトへ移動します。同サイトから購入する必要があります。

新型コロナウイルス感染流行下で役立つ情報・知識

新型コロナウイルス感染流行下における子どものこころのケア

新型コロナウイルス感染症の急速な拡大により、子どもたちや大人を取り巻く環境が変化しています。そのようなとき、どのように子どものこころをサポートすればよいのでしょうか。さまざまな形で情報をご紹介しています。詳しくはこちら>>

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新型コロナウイルス感染症の急速な拡大により、子どもたちや大人を取り巻く環境が変化しています。そのようなとき、どのように子どものこころをサポートすればよいのでしょうか。さまざまな形で情報をご紹介しています。詳しくはこちら>>

災害時 子どものこころのケアや
安心・安全な居場所に関する情報・知識

災害時 子どものこころのケアや
安心・安全な居場所に関する情報・知識

子どものこころのケア
子どものための心理的応急処置(子どものためのPFA)

地震や事故などの危機的な出来事に直面した子どもたちは、普段とは異なる反応や行動を示すことがあります。「子どものための心理的応急処置(子どものためのPFA)」は、そのような子どもたちのこころを傷つけずに対応するための方法です。

 

■「子どものためのPFA」特設サイトはこちら
■パンフレットはこちら
簡易版   詳細版

子どものこころのケア
子どものための心理的応急処置(子どものためのPFA)

地震や事故などの危機的な出来事に直面した子どもたちは、普段とは異なる反応や行動を示すことがあります。「子どものための心理的応急処置(子どものためのPFA)」は、そのような子どもたちのこころを傷つけずに対応するための方法です。

 

■「子どものためのPFA」特設サイトはこちら
■パンフレットはこちら
簡易版   詳細版

■自然災害などの影響を受けた子どものこころを支える5つのポイント
幼児期・学童期 / 学童期・思春期

避難所などに設置する子どもの居場所 こどもひろば

こどもひろばは、避難先などで子どもたちが自分の思うままに遊んだり、友だちと過ごしたりする中で、子どもが再び自分らしくいられる場です。また、子どもが難しい状況や問題を自分の力で対処していくサポートへもつながります。また、子どもが安心・安全な居場所にいることで、親や養育者は災害後の生活再建に集中することができます。緊急時も、子どもが子どもとしての時間を過ごせる居場所の重要性を皆さんの地域でもぜひ考えてみませんか。

 

子どもの居場所づくりの参考資料を紹介します。無料でダウンロードや視聴できます。
■『子どもに優しい空間ガイドブック(Child-Friendly Spaces)
(公財)日本ユニセフ協会、(独)国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所、災害時こころの情報支援センター

避難所などに設置する子どもの居場所 こどもひろば

こどもひろばは、避難先などで子どもたちが自分の思うままに遊んだり、友だちと過ごしたりする中で、子どもが再び自分らしくいられる場です。また、子どもが難しい状況や問題を自分の力で対処していくサポートへもつながります。また、子どもが安心・安全な居場所にいることで、親や養育者は災害後の生活再建に集中することができます。緊急時も、子どもが子どもとしての時間を過ごせる居場所の重要性を皆さんの地域でもぜひ考えてみませんか。

 

子どもの居場所づくりの参考資料を紹介します。無料でダウンロードや視聴できます。
■『子どもに優しい空間ガイドブック(Child-Friendly Spaces)
(公財)日本ユニセフ協会、(独)国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所、災害時こころの情報支援センター

■『緊急時子ども居場所支援事業運営チェックリスト:準備編&実施編』『実践に基づく CFS の学び集
■子どもにやさしい空間(Child Friendly Spaces:CFS)設置・運営研修~準備編~・~実施編
災害時の子どもの居場所(CFS)協議会

子どもと活動する時に大切にしてほしいこと

子どもと活動する時に大切にしてほしいこと

子どもにとって安心・安全な組織・事業づくり 子どものセーフガーディング

セーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちが心から安心して参加できる活動を目指しています。それは、けがや事故防止といった従来の安全管理だけでなく、不適切な言動により子どもを傷つけたり信頼を裏切ったりすることがないよう、関係者一人ひとりが子どもと適切な関係性を築くことを重視しています。

 

■「子どものセーフガーディング」ウェブページこちら
■パンフレットはこちら
■セーブ・ザ・チルドレンの活動に参加する皆さんが安心・安全に過ごせるように

子どもにとって安心・安全な組織・事業づくり 子どものセーフガーディング

セーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちが心から安心して参加できる活動を目指しています。それは、けがや事故防止といった従来の安全管理だけでなく、不適切な言動により子どもを傷つけたり信頼を裏切ったりすることがないよう、関係者一人ひとりが子どもと適切な関係性を築くことを重視しています。

 

■「子どものセーフガーディング」ウェブページこちら
■パンフレットはこちら
■セーブ・ザ・チルドレンの活動に参加する皆さんが安心・安全に過ごせるように

小学生用 / 中高生用

 

また、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは「子どもにとって安心・安全な組織・事業づくりに関する指針」を掲げ、この取り組みを実現するための原則と責任を明らかにしています。また、関係者が子どもと接する際に留意すべき視点を「行動規範」に集約し、スタッフやボランティアはこれを遵守し日々の言動を律するよう心掛けています。

これだけは知っておきたい災害時の子ども支援「28の基準」
緊急下の子どもを適切に守る国際基準 『人道行動における子どもの保護の最低基準』

これだけは知っておきたい災害時の子ども支援「28の基準」
緊急下の子どもを適切に守る国際基準 『人道行動における子どもの保護の最低基準』

緊急支援を実施する団体や関係者が順守すべき国際基準をまとめものが『人道行動における子どもの保護の最低基準(Minimum Standards for Child Protection in Humanitarian Action)』です。

このガイドラインは、10の原則と28の基準からなり、紛争や自然災害発生時、暴力や搾取、虐待にあった子どもたちを適切に守るため、あるいはそのような被害を未然に防ぐために、援助関係者が最低限順守すべき国際的な基準が定められています。それぞれの基準には、緊急事態発生後の対処だけでなく、平時から準備すべき事項、また、具体的な数値等による成果指標や行動指標、目標も定められています。

 

■国際基準についての詳細や冊子PDFダウンロードはこちら

防災・緊急時に役立つサイト情報

平常時の防災や災害発生時の避難生活などで役立つサイトのリンクを紹介します。

防災・緊急時に役立つサイト情報

平常時の防災や災害発生時の避難生活などで役立つサイトのリンクを紹介します。

■国土交通省:防災教育ポータル
■TEAM防災ジャパン:防災教育コンテンツ
■NHK:そなえる防災
防災教育チャレンジプラン
■一般財団法人 日本気象協会:知る防災
■一般財団法人 自治体国際化協会(クレア):災害時多言語情報
災害時に便利な多言語アプリとWEBサイト
■NTT:災害用伝言版

 

 

このサイトは、ウェルズ・ファーゴ・ジャパン(Wells Fargo Japan)の協力を得て制作しました。