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提言・声明
(公開日:2021.03.25)

【ミャンマー】治安部隊により6歳と14歳の子どもが死亡

 
軍事クーデターで情勢が悪化しているミャンマーで、3月22日と23日に少なくとも3人の子どもが治安部隊によって殺害されたと報じられ、2月1日のクーデター開始以降、20人以上の子どもたちが死亡しました[i]。

22日に死亡した14歳の少年は、クーデターに対する抗議デモに直接の関与はしていませんでしたが、マンダレーにある自宅または自宅周辺で射殺されたと報じられています。また、翌23日に死亡した6歳(*)の少女は、マンダレーの自宅で射殺されたと報道されています。

ソーシャルメディア上の複数の情報源によると、死亡した少年の姉妹は、自宅は不法占拠された地域にあり、銃弾を防げる建物ではないと述べています。今年7月には15歳の誕生日を迎える予定だった少年の母親が悲しむ映像もソーシャルメディア上で流れています。

子どもの死亡者数の増加は最も憂慮すべきことですが、私たちは、恣意的に拘束されたままの状態にあると報じられている、11歳の少女を含む少なくとも17人の子どもたちの安全についても懸念しています。3月22日現在、セーブ・ザ・チルドレンとパートナー団体は、計146件の子どもの逮捕や拘留に対応しています。

加えて、若い学生を中心としたデモ参加者の逮捕が続いており、少なくとも488人の学生が拘束されていると推計されています。うち、少なくとも20人は高校生(年齢不明)で、18歳未満の子どもたちが含まれている可能性もあります。

セーブ・ザ・チルドレンは、拘留されている子どもたちと若者たちが十分な食事の提供など適切な待遇を受けていないことを懸念しています。そして、国連に報告されている、拘留されている人たちに対する性暴力についても非常に憂慮しています。

セーブ・ザ・チルドレンは、以下の通り訴えます。
「私たちは、平和的な抗議活動を行う人々への攻撃対象に子どもたちが含まれていることに恐怖を感じています。特に、安全であるはずの自宅で子どもたちが殺されたことを深く懸念しています。これほど多くの子どもたちが、ほぼ毎日のように命を落としていることは、治安部隊が人命を完全に軽視していることを示しています。

いかなる状況においても子どもたちの安全は守られなければなりません。私たちは、治安部隊によるデモ参加者への攻撃を直ちに止めるよう、改めて求めます。そして、私たちは、さまざまな危機において、幾度となく、子どもたちがその代償を払っていることを目にしてきました。ミャンマーの子どもたちを守る唯一の方法は、ミャンマーのすべての人々に対する暴力を完全に止めることです。

私たちは、拘留されている数百人の若者たちの安全を非常に危惧しており、その多くは子どもだとみられています。刑務所は子どもたちの居場所ではありません。拘留されることは、すでに、恐怖や喪失感、負傷などに苦しんでいる子どもたちに、非常に大きな精神的苦痛を引き起こす可能性があります。」

セーブ・ザ・チルドレンとパートナー団体は、暴力を目の当たりにした子どもたちへの精神保健・心理社会的支援など、影響を受けた子どもたちとその家族に可能な限りの支援を行っています。


[i] Data on child fatalities/detentions compiled by the Assistance Association for Political Prisoners (AAPP) – last updated on 22 March, 2021. The death of the 14-year-old boy and the 7-year-old girl have not yet been included in the official AAPP data. 

(*)当初犠牲となった子どもの最少年齢は7歳と発表しましたが、その後確認を進めたところ6歳であることが判明したため修正しました。(2021年4月1日付)

 

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