ウガンダでは、25人に一人の女性が妊娠中もしくは出産時に命を落とし、毎年44,000人が生まれてわずか1カ月で命を落としています。この20年間で、ウガンダの妊婦と新生児の死亡率削減は進展しているものの、まだ長い道のりです。
幼い弟を抱く少女(撮影:Teri Pengilley)
【ウガンダの子どもたち 基礎情報】
ウガンダには、母子保健に関する多くの施策があるにもかかわらず、それらはうまく普及しておらず、統合的、実践的ではありません。ウガンダのヘルスケアを強化するために、例えば、村に新たにヘルスチームを配置するなど、地域レベルの介入に効果が期待されています。
ヘルスチームは9〜10人で編成され、そのうち少なくとも3人が女性でなくてはなりません。彼らは、コミュニティの中から選ばれ、多くはコミュティのヘルスワーカーとして、組織改革の推進者として、また教育者としての経験を持っています。そして、マラリア治療、小児疾患の管理など、それぞれの役割によってさらなる研修を受けます。
ウガンダの保健省とセーブ・ザ・チルドレン、UNICEFによる最近の分析結果によると、チームのうち1人が、自宅での新生児ケアの研修を積むことが望ましいとされています。
【知っていますか?ウガンダってこんな国】
次回は「ダイヤモンドの国」を取り上げます。