活動の紹介

子どもを暴力、虐待、搾取から守るための取り組みや、安心・安全に成長できる環境づくりを、行政や地域社会、保護者、子どもたちなどさまざまなステークホルダーとともに推進します。

5分に1人、世界では子どもたちが暴力の被害を受け、命を失っています。セーブ・ザ・チルドレンは、暴力や虐待、搾取から子どもたちを守ったり、被害を受けた子どもたちへの支援のほか、体罰禁止に向けた働きかけや、たたかない、怒鳴らない子育ての普及を推進し、2019年は3,441,828人に子どもの保護の支援を届けました。


子どもの保護

主な活動 (2019年度年次報告書より)

海外

【モンゴル】子どもの保護の制度強化・定着支援

モンゴルでは、2016年に子どもの保護法と子どもの権利法が成立しましたが、その運用体 制はいまだ十分に整っているとはいえません。そのため、各地方自治体に設置されている 子ども虐待の予防や対応を担当する「子ども保護専門家チーム」に対して、より困難な虐 待のケースに対応するために、有効な手法の開発や研修を行い、その実践にかかる相談の 機会を対面や電話、メールで提供しました。また、親や養育者を対象に、体罰によらない 子育て「ポジティブ・ディシプリン」の普及を推進しました。さらに、子どもの保護と権 利にかかる仕組みの強化と持続に向けて、政策決定者への提言活動を継続的に実施しまし た。

【アジア太平洋地域】緊急時に子どもの保護を担う人材を育成

自然災害や紛争などの緊急下で、暴力や搾取、虐待、ネグレクトといった被害から子どもたちを迅速に守ることができる体制の強化を目指し、質の高い人材の育成に取り組んでいます。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンはアジア太平洋地域の人材育成を担い15ヶ国から参加したセーブ・ザ・チルドレンを含む国際NGOや現地NGO、政府の職員21人に対し、子どもを暴力から守るための対応や予防について学ぶオンライン講習、緊急下の子どもの保護専門家との1対1のメンタリング、その学びを深め実践する集合研修、課題提出、実習などを組み合わせた6ヶ月間の能力強化プログラムを提供。今後、参加者が各国で即戦力として、緊急時に子どもたちを守る活動に従事することが期待されます。

子ども虐待の予防

■体罰等の全面禁止に向けた政策提言

国会議員による勉強会において、海外での先駆的な取り組みを報告したり、国会議員への継続的な働きかけなどを通して、体罰の全面禁止の必要性を訴えました。2019年6月に体罰禁止の法改正が国会で成立した際には、連携団体とともに、体罰禁止法制への支持と、さらに必要な施策を求める共同声明を発表しました。また、法改正を受けて、体罰の範囲や定義を検討する厚生労働省ガイドライン検討会に対して資料などを提出しました。年間を通して、法改正や海外の事例などについての取材を多く受けました。

■ポジティブな子育ての普及に向けた啓発活動

全国各地でNPOや行政、企業と連携しながら、たたかない、怒鳴らない、ポジティブな子育てについて、計15回の講演・講座の実施やパンフレット配布を通して広く伝えました。また体罰禁止についてよくある質問をまとめた『子どもに対するあらゆる体罰を禁止するために』を発表。各連携団体や国会議員に配布し、理解を広げました。子どもの権利条約全国フォーラム(東京)や子ども虐待防止学会(神戸)では、体罰禁止について、各国の啓発活動の取り組みなどについて報告しました。

よくある質問集『子どもに対するあらゆる体罰を禁止するために』

災害時における精神保健・心理社会的支援

自然災害などに巻き込まれると、子どもも大人も、突然、非日常的な環境に放り込まれ、さまざまな問題に直面します。特に子どもは、情緒的にも認知的にも発達途中段階にあるため特有のニーズがあります。

セーブ・ザ・チルドレンは、災害の影響を受けた子どもの健全な心身の発達と、子どもが自ら困難に対処していく力をサポートするために、子どもに特化した災害対応の能力を強化するための研修や啓発活動を行っています。

また、紛争や自然災害が起きた際、子どもたちを暴力や搾取、虐待、ネグレクトといった被害から守るための国際基準「人道行動における子どもの保護の最低基準」の研修プログラムの普及を日本国内でも開始しました。子どもに配慮した災害準備や対応能力向上の第一歩として、西日本豪雨で支援活動を行った愛媛県の子どもの支援団体や、災害時に保健医療活動を担う支援者40人に対して計2回研修を行いました。

子どものための心理的応急処置(Psychological First Aid for Children:子どものためのPFA)

「準備・見る・聴く・つなぐ」を基本行動原則として、子どもの認知発達段階の特性に合わせた、誰にでもできるこころの応急手当てです。世界保健機関(WHO)などが開発したPFAマニュアルをもとに、セーブ・ザ・チルドレンが子どもに特化して開発しました。

セーブ・ザ・チルドレンは、自然災害など緊急時の子どもへの支援や対応能力向上を目的に、「子どものための心理的応急処置」の研修を、教育や福祉、保健医療、子ども支援組織、自治体関係者など2,400人以上に対し計53回実施。

研修は、災害時に地域に根差した支援態勢につながることを目的に、各地域の精神保健医療の専門組織や子ども支援組織と連携して行いました。また、風水害の影響を受けた千葉・福島・宮城県では、自治体や保育所、子ども・子育て支援組織の要請を受けて、災害の影響を受けた子どもを支える親や養育者、保育士、教員、放課後児童クラブ(学童保育)支援員などが、安心してケアを行えるよう、研修を実施しました。

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