活動の紹介

子どもを暴力、虐待、搾取から守るための取り組みや、安心・安全に成長できる環境づくりを、行政や地域社会、保護者、子どもたちなどさまざまなステークホルダーとともに推進します。

5分に1人、世界では子どもたちが暴力の被害を受け、命を失っています。セーブ・ザ・チルドレンは、暴力や虐待、搾取の被害を受けた子どもたちへの支援のほか、体罰禁止に向けた働きかけや、たたかない、怒鳴らない子育ての普及を推進し、2018年は2,930,788人に子どもの保護の支援を届けました。


子どもの保護

主な活動 (2018年度年次報告書より)

海外

【ミャンマー】紛争後の地域での子どもの保護・教育支援

約70年にわたる紛争の影響を受けた地域で、子どもが安心・安全に暮らせる環境づくりを行いました。子どもの保護を担う行政機関を対象に、能力強化研修や業務連携に向けた会合を実施。また、保護者や養育者に、暴力のない子育てに関する啓発活動を実施しました。事業地の各村では、虐待や児童労働などの被害を受けた子どもたちを医療・教育機関につなぐほか、心理社会的支援などを行いました。また、子どもの権利や保護について学ぶ場を子どもたちに提供し、子どもたち自身が問題の対応方法や相談先を話し合う月次会合を実施。学校に通えない子どもを対象とした学習会も開催し、問題に対処する力の醸成に努めました。

【モンゴル】要保護児童支援制度の強化・定着支援

2016年に子どもの保護法と子どもの権利法が成立したモンゴルでは、各地方自治体に設置されている「子ども保護専門家チーム」が子ども虐待の予防や対応を担っています。子ども保護専門家チームがより困難な虐待ケースに対応するために、有効な手法の開発や研修の実施、個別の指導を行ったほか、体罰によらない子育て「ポジティブ・ディシプリン」のプログラムを親や養育者を対象に実施しました。また、子ども保護専門家チームのメンバーが職種を超えたチームワークで業務が遂行できるよう、労働・社会保障省や法務省と、行政のしくみを強化するための方策を継続的に協議しました。

子ども虐待の予防

■体罰等の全面禁止に向けた政策提言

体罰等が子どもに与える影響と、法改正の必要性を訴えるシンポジウムを、東京都、宮城県において開催。また、体罰等全面禁止の法改正に向け、関係省庁や議員への働きかけや意見交換会、東京都虐待防止条例に対するパブリックコメントの提出も行いました。

■ポジティブな子育ての普及に向けた啓発活動

行政やNPO、企業と連携し、宮城県、東京都、千葉県において、たたかない、怒鳴らない、ポジティブな子育てを広く伝えるための講座を11回開催したほか、パンフレットの配布を行いました。また、駐日スウェーデン大使館、スウェーデン文化交流協会と共催したシンポジウムでは、子どもへの体罰等を禁止する国際的な潮流や、日本における体罰等に関する意識・実態を伝えました。

災害時における精神保健・心理社会的支援

セーブ・ザ・チルドレンは、自然災害などの緊急時、子どもたちが安心・安全に過ごせる場 である「こどもひろば」を開設・運営し、子どもたちが普段していたような遊びなどを通じて、日常に近い生活を取り戻せるようサポートしています。また、緊急下の子どもや親、養育者に対するこころのケア(精神保健・心理社会的支援)として、「子どものための心理的応急処置」を実践・普及しており、研修や紹介イベントなどに、これまで8,000人以上が参加しています。

子どものための心理的応急処置(Psychological First Aid for Children:子どものためのPFA)

「準備・見る・聴く・つなぐ」を基本行動原則として、子どもの認知発達段階の特性に合わせた、誰にでもできるこころの応急手当てです。世界保健機関(WHO)などが開発したPFAマニュアルをもとに、セーブ・ザ・チルドレンが子どもに特化して開発しました。

セーブ・ザ・チルドレンは、大阪府北部地震、西日本豪雨、北海道胆振東部地震など大規模な自然災害が発生した際、「子どものためのPFA」の情報をソーシャルメディアで迅速に発信。被災した地域の自治体や放課後児童クラブ(学童保育)、子ども支援NPOなどからの要請に応え、大阪府、岡山県、愛媛県、北海道で、計12回の研修を実施しました。これらをはじめ各地での研修や紹介イベントを通し、約4,000人に「こどものためのPFA」を伝えました。また、緊急時の子どものこころのケアについて考えるシンポジウム「今、災害支援の現場で求められているもの~子どものこころのケア~」を、11月に東京と神戸にて開催。高校生から教育や福祉、災害支援関係者など幅広い層から、神戸では60人以上、東京では100人以上が参加しました。

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定期的に年次報告書や会報誌をお送りしています。

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