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(公開日:2021.09.17)
【スタッフインタビュー】国内事業部 国内緊急対応事業 プログラムオフィサー 山田心健


考古学の世界から、国際協力の世界へ
大学では考古学を学び、発掘作業などもしていましたが、タイのワークキャンプに参加したことが国際協力の第一歩です。タイの農業大学の人たちとともに村に学校を建てるプロジェクトに参加し、この経験がきっかけで国際協力に興味を持ち、2004年に起こった新潟県中越地震の被災地でのボランティア活動など、さまざまな活動に参加しました。また、考古学専攻後は大学で国際協力を学びなおしました。

いまにつながる、10年以上前のボランティア活動
現在は国内緊急対応チームに所属し、自然災害の被害を受けた地域での直接支援はもちろん、平時から災害に備えるための情報発信など防災に関する活動にも取り組んでいます。
セーブ・ザ・チルドレンでのキャリアをさかのぼると10年以上になります。初めはボランティアとして一員に加わり、活動報告会などのイベント運営や、日本の子どもたち向けのワークショップの企画実施などに携わりました。

人生の転機となった東日本大震災での支援活動
2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。セーブ・ザ・チルドレンにとって初めての国内における緊急支援活動であり、多くのスタッフをすぐに必要としていたため、当時ボランティアとして関わりがあった私にも派遣の呼びかけがありました。参加を決意し、3月30日に岩手県での支援活動に向かいました。混乱のなか暗中模索し、子どもやコミュニティの方からの聞き取りを基に、毎晩スタッフ同士で話し合いをしながら懸命に取り組んでいたことを今でもよく覚えています。
震災直後の「こどもひろば」※1の活動はもちろん、復興支援として「子どもまちづくりクラブ」※2に携わり、子どもたちとともに復興に取り組みました。


※1「こどもひろば」:被災した子どもたちのために設置する安心・安全な場所で、遊びを通して子どもが自分らしくいられる時間を取り戻し、被災による影響から立ち直ることをサポートします。
※2「子どもまちづくりクラブ」:東日本大震災復興支援として、子ども参加によるまちづくり"Speaking Out From Tohoku〜子ども参加でより良いまちに!〜"を実施。岩手県山田町・陸前高田市、宮城県石巻市の3地域において、小学校5年生から高校生の子どもたちが月2回〜3回定期的に集まり、行政や地域住民、専門家と話し合いながらまちづくりに取り組みました。

岩手県での活動で目にした子どもたちの変化
「子どもまちづくりクラブ」の活動に参加した子どもたちの変化は印象的でした。
初めは意見がなかなか出なかったのが、メンバー同士の交流を通して、日を追うごとに徐々に自分の気持ちを伝えられるようになり、最終的には地域の人たちに自分たちがまとめた意見を伝え、子どもたち自らが企画・デザインしたまちの施設がかたちになっていきました。(活動の報告はこちら
子どもたちに起きるポジティブな変化を目の当たりにすることは、いまも私の原動力になっています。

「子どもの権利」に基づいたアプローチ
子どもたちは時に、「保護の対象」や「脆弱な立場」として注目されるかもしれません。もちろん緊急下において子どもたちを守ったり、安心・安全な場所を提供したりすることはとても重要なことですが、私はそれだけではなく、子どもたちには意見を表明する権利があり、その意見に大人が耳を傾けることこそ、コミュニティの在り方として大切だと考えます。
災害の現場では、ニーズに合った支援を届けるとともにライツ(rights)、「子どもの権利」に基づいたアプローチを大切にしたいと思います。



国内事業部 国内緊急対応事業 プログラムオフィサー 山田心健

※インタビューの内容は2021年3月時点のものです




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