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スリランカ
(公開日:2012.05.24)

学校がきれいになったよ!マータラ県における子どもにやさしい教育環境創出活動 (2012.5.24)

 

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、故山邊大輔様からご寄付を頂き、スリランカ南部州マータラ県ハッタトゥワ小中学校で教育支援事業を行いました。

本校は、生徒250人が通う小中一貫校です。修復前の校舎は老朽化が進んでいたため、子どもたちは、雨漏りがひどい屋根と今にも崩れ落ちそうな壁に囲まれて授業を受けていました。また、トイレは、掃除や手洗い用の水がないため非常に不衛生な状態で、プライバシーを守るためのドアもありませんでした。そのため、多くの生徒が学校に来ることを嫌がり、不登校の問題が深刻になっていました。この事業では校舎の修復、トイレ・井戸・水道の建設、そして教員研修を実施しました。


修復前の教室


 

修復後の校舎と教室の様子


4年生のヴェヌリ・カヴィーシャちゃんは、「今では学校に来るのが大好き。」と目を輝かせています。


新しい水道で手を洗うヴェヌリ・カヴィーシャちゃん


「学校の校舎もトイレもとってもきれいになったのよ。私の弟にも、『早く学校においでよ』っていつも言っているわ!」と、嬉しそうに話してくれました。教室には電気も設置され、生徒たちは、毎日明るい教室で勉強することができるようになりました。それに、新しい屋根のおかげで、もう雨漏りの心配も要りません。


11年生のティサリ・サンジワニさんも、学校の施設が改善されたことをとても喜んでいます。

「学校の雰囲気はとてもよくなりました。お友達もみんな学校に来るようになりました。もうドアのないトイレのことで悩まなくていいのですね。本当にうれしいです。また、学校に水道ができたことで、私たちはもう近所の錆び臭い井戸水を飲まなくて済むのです。」と、笑顔で話してくれました。



喜びを語るティサリ・サンジワニさん


完成したトイレ



「生徒たちだけじゃなく、校長先生や先生、私の両親も、山邊様とセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに心から感謝しています。わたしたちの学校環境を改善して下さり、本当にありがとうございました。」ティサリ・サンジワニさんは、学校を代表して感謝の言葉を述べてくれました。

本事業の実施にあたっては故山邊大輔様より、ご遺産のご寄付をいただきました。

山邊様は外資系企業でご活躍される傍ら、グロービス大学院で学ばれ、さらに2010年春からは法政大学社会人大学院に進学され、将来は貧しい国で井戸や学校等を作るための支援をしたいという強いご意志をお持ちでした。しかしながら、在学中に病に侵され、闘病生活の末、2011年2月1日に志半ばにしてお亡くなりになりました。お亡くなりになる数日前、山邊様は、志半ばにして病に倒れたことへの無念さと、そのような状況にあっても、他の人々を思いやる気持ちを色紙に残されました。そしてお母様に、自身の身に万が一のことがあったら、遺産の一部を井戸や学校支援のために使用してほしいというメッセージを残して旅立たれました。

この山邊様のご意志を実現させたいという、山邊様のお母様とご学友のご依頼を受けてセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは本事業を実施いたしました。

末筆になりますが、山邊様のご冥福を心よりお祈りいたします。

(本記事の山邊様に関する個人情報は、ご遺族のご希望と了承を得て使用しております)

(報告:スリランカ駐在員 椎野 美和子)





 

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