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アフガニスタン
(公開日:2011.12.27)

「国際社会はアフガニスタンへの支援を削減すべきでない」(2011.12.27)

 
?ボン国際会議に向けたセーブ・ザ・チルドレンの見解?

2011年12月5日、ドイツのボンでアフガニスタン開発に関する国際会議が開催され、セーブ・ザ・チルドレンは国際社会によるアフガニスタンへの継続的支援を呼びかけました。

先月、セーブ・ザ・チルドレンが発表した報告書「移行期におけるアフガニスタン:子どもたちを開発の中心に」でも報告されていますが、現在アフガニスタンでは約250万人の女の子が就学の機会を得ているほか、訓練を受けたヘルスワーカーの数が2,500人から22,000人に増加し、何百万人にわたる子どもたちが予防接種を受けることができるようになりました。この結果、今年11月30日にアフガニスタン政府が発表した調査結果によると、5歳未満の子どもの死亡率が2006年には5人に1人の割合であったのに対し、現在では10人に1人の割合まで減少しました。また、同様に妊産婦の死亡率についても11人に1人の割合から、50人に1人の割合にまで減少しました。





セーブ・ザ・チルドレンが支援する助産婦養成学校で
研修を受ける学生(アフガニスタン北部ジャウジャン州)

アフガニスタンが置かれている厳しい状況を鑑みると、国際社会によるアフガニスタン支援は一定の成果を得ていると言えますが、その一方で400万人以上の子どもたちが未就学のままであり、また、就学環境も木陰やテントの中で学習するなど劣悪な状況が続いています。さらに、アフガニスタンでは現在でも女子の早婚が問題になっており、アフガニスタン全体の女の子のうち、半数以上が16歳未満で結婚しているのが現状です。また、貧困により、首都カブールだけでも、37,000人の子どもたちが労働を強いられています。

期限が迫っている国際治安支援部隊(ISAF)のアフガン撤退に続き、国際社会による支援が大きく削減された場合、今までの取り組みを全て水泡に帰す可能性があるため、セーブ・ザ・チルドレンはボン会議で、各国首脳陣に対し、アフガニスタンへの支援を引き続き実施していくよう求めました。

セーブ・ザ・チルドレンのアフガニスタン事務所長であるDavid Skinnerは次のように話しています。「アフガニスタンの子どもたちを取り巻く環境は国際社会の支援もあり、この10年で大きく改善しました。しかし、同国はまだ多くの支援を必要としており、アフガニスタンの復興の成否を決定するこの重要な時期に、我々国際社会はアフガニスタンに背を向けるわけにはいきません。アフガニスタンでは毎日265人もの子どもたちが5歳の誕生日を迎えることなく死亡し、何千人もの子どもたちが貧困により幼いころから労働に従事せざるを得ない状況です。子どもたちの明るい未来のために、アフガニスタン政府、および国際社会は2014年のISAF撤退までに十分な支援を提供していく必要があります。アフガニスタンの発展のためには十分な研修を受け、かつ高い意欲を持って現場で働く人々が必要です。国際社会はアフガニスタンの発展に向けた更なる支援を続けていくべきです。」

セーブ・ザ・チルドレンは1976年にアフガニスタンでの支援を開始し、現在まで300万人以上の子どもたちに保健、教育、および保護の支援を実施してきました。これらの経験を生かし、実を結びつつあるアフガニスタンへの支援を引き続き行っていきます。



助産婦による診察を受けるために順番を待つ新生児
(アフガニスタン北部ジャウジャン州)

写真提供:Mats Lignell / Save the Children 
(報告:コミュニケーションズ部 北村)






 

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