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モンゴル
(公開日:2013.07.17)

「子どもの子どもによる子どものための政治」のための事業に取り組んでいます!(2013年7月17日)

 

こんにちは、はじめまして。モンゴル事務所のダリハンドです。2012年12月からモンゴル事務所で、子ども保護事業のマネジャーとして働き始めています。ここに勤務する前は、国連機関や国際NGOで、社会サービス事業、子ども保護や権利事業などに、15年以上関わっています。そしてこのたび、子どものために活動する力強い組織の1つであるセーブ・ザ・チルドレン(以下SC)に勤務することになり、引き続きモンゴルの子どものために働けることをとても嬉しく、また誇りに思っています。


                   (子ども保護事業のマネジャー、ダリハンド)

私がSCに勤務し始めて間もない2013年3月のある日、「子ども参加によるグッドガバナンス推進」事業の対象地域であるチンギルテイ地区13番ホロー地区に行く機会がありました。ここで、「親善ウォーキング」というイベントが行われていました。大勢の子どもたちが自分たちの学校区内を歩き、貧困のため学業を続けることが難しく困っている子どもたち5人を見つけて、励まし、文房具や服などを手渡すイベントでした。「子どもたちが同じ子どもたちに起こっている問題を見つけ、子どもたちのために何かをする」というすばらしい行事でした。

残念ながらこの事業は、2013年3月で終了してしまいましたが、これらの行事にも参加した13番ホロー地区のリーダ的存在であった1人の女の子、15歳のオールンに、最近会う機会がありました。彼女の成長ぶりに本当に驚きました。

オールンの話です。


                                        (オールン)

「私たち13番ホロー地区の『子ども参加グループ』では、『学校環境調査』を始めました。次のようなことを問う調査票を300人分用意しています。今約150の回答が集まっています。

?あなたは、自分の学校をどう思いますか?あなたは、自分の学校を誇りに思いますか?
?学生間のコミュニケーションのあり方についてどんなことを感じていますか?良いコミュニケーションが取れていると思いますか?
?学校の先生から、精神的・身体的体罰を与えられ、虐待されていると感じていますか?そうであれば、だれですか?
?あなたは、自分の学校を、きれいだと思いますか?校内には、いくつのゴミ箱があるのか知っていますか?

私は、この調査結果から、9月からの新学期以降、私たちが取り組んでいかなければならない活動目標を決めたいと思っています。中には、ホロー地区役場の力を借りないと改善しない問題も出てくるでしょう。それは、ホロー地区役場のソーシャルワーカーに助けてもらおうと思っています。


(ホロー地区役場の警察と子ども参加グループの子どもたち)

私はこのグループ活動の意義についてこのように考えています。

私たちの意見をホロー地区役場に陳情できたとしても、それがこの地区を大きく変える、というようなことはなかなかならないと思っています。でも、今こういったことを学んでおけば、大人になったときに、政治に参加しやすくなると思います。それが、このグループに参加する1つ目の大切な意義です。

2つ目には、「子どもが子どものために何かをする」ということです。私は、学校で落ちこぼれ、いつもみんなに暴言を吐き暴力を振るっていた1人の友達を、このグループ活動に誘いました。今は、その友達は、このグループの集まりに、熱心に参加してくれます。学校にクラブ活動もありますが、優秀な子だけが注目を浴びます。でもこのグループ活動では、学校を退学してしまった子でも参加できます。」

私たちからの支援がなくなっても、自分たちでこんな風にアイデアを出して、活動しているとはと、子どもの力に圧倒されました。また自分自身を振り返って、こんな風に述べてくれました。続けてオールンの話です。

「このグループに参加して、自分がいかに短気で、自分本位で自分勝手で、友達も少ないということを実感しました。無意味なことに多くの時間を費やしていたと反省しました。 SCが企画してくださった研修に参加して、多くのことを学びました、特に、大勢の人を巻き込んで何かを企画する時、どうやって計画して、その次にそれをどのように実施し、最後にどうやって評価反省をするのかを学んだことは、とても役に立っています。

私は、13番ホロー地区に住んでいて、その地区の中で、自分にはどのような役割があるのか、どんな責任があるのか考えたこともありませんでした。今私は、自分が誰なのか、良くわかります。同志がたくさんいます。それが何よりも嬉しいです」


(オールンのグループメンバーと、ホロー地区役場のソーシャルワーカー)

私たち事業実施者が「政治に子どもの参加を」と述べるとき、行政への直接的な介入に視点が行きがちです。しかし、参加する子どもたちにとっては、子どもたちが通う学校や子どもたちが住む街を良くするために、子どもたちの活動を、子どもたちによって、子どもたちのために、することなんだと、改めて思い知らされました。

この話は当に、「人民の人民による人民のための政治」」ならぬ、「子どもの子どもによる子どものための政治」ですね。
そのプロセスが、少しでも早く進むように、私たちはこれからも子どもたちをサポートしていきたいと思います。

今後もご支援のほど、よろしくお願いします。

(報告:モンゴル事務所 ダリハンド)



(「子ども参加の街づくり絵画コンテスト」に13番ホロー地区からの参加した子どもたちの絵画。右下の絵は、「子どもにやさしい学校」というタイトルで、みんなで学校をきれいに掃除する絵が描かれています。)

*この「子ども参加によるグッドガバナンス推進」事業は、在モンゴル国イギリス大使館の助成金により実施されていました。

*この後、6月10日に開催された子ども保護や権利に関する国際フォーラムで、オールンは、ポジティブ・ディシプリンの積極的推進を、私たちSCのみならず、政府にも提言しました。


 

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