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モザンビーク
(公開日:2025.08.15)

武力攻撃の激化によりモザンビーク北部で3万人以上の子どもが避難

 
モザンビーク北部のカーボ・デルガド州シウレ郡において、7月20日から武力攻撃が激化し、過去2週間で3万人以上の子どもたちが避難を余儀なくされました。これほど短期間で多くの子どもが避難したのは異例であり、国際移住機関(IOM)の最新データによると、この数は今後も増加する見込みです。家族と離ればなれになった子どももおり、緊急で支援が必要です。



支援物資を受け取る様子


モザンビークの中でも、シウレ郡はこれまで非国家武装勢力による暴力の影響を最も大きく受けてきました。今回の攻撃を受け、住民の間では大きな恐怖が広がっています。武装勢力は住宅、警察署、学校、保健所を標的に攻撃し、医薬品の略奪も報告されています。

避難した多くの人々は、学校や避難受け入れ地域の家に身を寄せています。しかし、こういった一時的な避難所は過密状態になる恐れがあるほか、基本的なサービスへのアクセスが制限され、子どもたちが危険に晒されるリスクが日々高まっています。特に、養育者と離ればなれになった子どもに対する暴力や搾取、虐待、児童婚、そして非国家武装勢力への徴用といった危険性が非常に高まっています。





支援を待つ避難民の様子


これを受け、セーブ・ザ・チルドレンはカーボ・デルガド州で、子どもたちのための心理社会的支援や心のケア、「こどもひろば」の運営、養育者と離ればなれになった子どもの家族の追跡・再統合支援、子どもや若年妊婦の栄養状態のスクリーニングなどを行っています。


「こどもひろば」の様子



セーブ・ザ・チルドレンのモザンビーク事務所代表、イラリア・マヌンザ氏は次のように述べています:


「現地では、子どもたちのニーズが支援物資やサービスをはるかに上回る、悲惨な状況が続いています。子どもたちが経験した苦しみは想像を絶します。私たちは安全な場所、食料、医療を子どもたちに提供するために昼夜を問わず活動していますが、毎日避難民は増加し、国際社会からの緊急支援が必要です。家族と離ればなれになった子どもたちは特に脆弱な状態に置かれており、私たちのチームはできる限り早く彼らの家族を探し出し、再会させるために全力を尽くしています。今回の襲撃は、ここ8年間にわたり紛争を経験してきたカーボ・デルガド州の子どもたちと家族の生活再建の努力に対する大きな後退です。子どもたちが本来の子ども時代を取り戻すためにも、この紛争は一刻も早く終わらせなければなりません。」

カーボ・デルガド州では、2017年以降紛争が続き、今年で8年目に突入しましたが、終結の見通しが立ちません。同州で暮らす子どもたちの生活に甚大な被害を及ぼしています。州内では、子どもを含む多くの人々が紛争の犠牲となったり、所在が分からなくなるケースが相次いでいます。  紛争が続くことで大規模な避難が発生し、インフラも著しく損なわれているため、水、教育、衛生、医療といった基本的サービスへのアクセスが困難になっています。また、多くの子どもたちが食料不足に直面しており、栄養不良も深刻な課題となっています。


セーブ・ザ・チルドレンは1986年からモザンビークで活動しており、開発・人道支援事業を通じて子どもたちへの支援をしています。今回の支援の様子はこちらの動画をご覧ください(英語)。


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