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日本/国内災害
(公開日:2022.05.16)

威力を増す自然災害。:私たちがいま準備できること〜東日本大震災からの学び〜

 
毎年、世界で約1億7,500万人の子どもたちが洪水やサイクロン、熱波、地震などの自然災害の影響を受けると予想されています₁。また、地球温暖化などによって引き起こされる異常気象によって自然災害の発生頻度や威力は年々増しています。2021年7月に静岡県熱海市で土砂崩れが発生した際、3日間で降った雨量は同市の平年7月の1ヶ月分に相当するものでした²。

自然災害など危機的なできごとに直面した子どもたちは、安心・安全な生活環境、健全な心身の発達、遊びや学びなど、さまざまな子どもの権利が脅かされます。また、子どは体も小さく、怪我をするリスクも高いなど、子ども特有のニーズがあるため、緊急時の悪化した環境にたいして脆弱です。



(2020年7月豪雨で被災した熊本県内の保育園)

こうした災害リスクから子どもたちを守るため、平時から災害に対して準備をしておくことが重要です。

セーブ・ザ・チルドレンは、東日本大震災の被災地域である岩手・宮城・福島県の放課後児童クラブ(学童保育)指導員に対して聞き取り調査を行い、記録集としてまとめました。今回はその記録集から、今後起こりうる災害時にも活かすことができるポイントを紹介したいと思います。

【東日本大震災において学童指導員が子どもたちを守るために行なったこと】
多くの指導員は、地震や津波の情報を学校や、ラジオ・テレビ・携帯電話から得たそうです。しかし、テレビも電話もつながらず、防災無線も聞こえず津波情報をほとんど確認できなかったという声もありました。いざというとき、どのようにして情報を得るか、いま一度確認しておくことが大切です。



また、学童保育から持ち出したものの中で、おやつや毛布類、ラジオ、靴やスリッパなどはとても役立ったそうです。靴やスリッパは裸足で逃げた子どもたちに、おやつは子どもたちを空腹や不安から守るために役立ちました。おやつを食べている間は子どもたちもニコニコしていました。しかし、一刻を争う状況でそれらを準備することは難しいため、すぐに持ち出せるよう、非常用持ち出し袋にまとめ、わかりすく取りやすい場所に置いておきましょう。

参考資料
1. Understanding the Impacts of Natural Disasters on Children
https://www.srcd.org/research/understanding-impacts-natural-disasters-children
2. 気候変動と激化する災害」(時事公論)解説アーカイブス NHK解説委員室
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/452836.html
(最終閲覧日:2022年5月12日)


(報告:国内事業部 中川千明)

 

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