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日本/東日本大震災/教育
(公開日:2014.12.25)

「夢に向かってがんばります!! 」2014年度SCJ『絆』奨学金贈呈式・交流会(2014.12.25)

 

12月14日、宮城県仙台市で、2014年度SCJ「絆」奨学金の贈呈式・交流会を行いました!!

昨年までは、年に1校で奨学金贈呈式を行っていましたが、今回は宮城県内の農業高校6校から47名が集まって合同で行った初めての試みでした。寒さが厳しい日曜日でしたが、47名の生徒さんと6名の先生が参加しました。

〜第一部 奨学金贈呈式〜

 

千賀専務理事・事務局長のあいさつ、SCJの活動紹介の後に、奨学金パネルを贈呈しました。パネルを受け取るのは、12月生まれの生徒さん。12月生まれの人がいない学校は、1月生まれ、2月生まれ・・・と聞いて、代表になってくれました。

〜第二部 ベテラン農家さんに聞いてみよう〜

   
参加した生徒たちは、農業を学んでいます。そこで株式会社マイファーム宮城亘理農場に関係するベテラン農家の方々をお招きし、さまざまな経験をお話していただきました。東日本大震災によってハウスでイチゴを作れなくなったため、トマト栽培を始め、ケチャップやジュースにして販売されています。復興に向けてがんばってこられた方々のお話を聞いて、生徒からは
「農業を長く続けていく活力は何ですか?」
「6次産業化のメリット・デメリットを教えてください」
といった鋭い質問もありました。


〜第3部 交流ワークショップ〜

 

ほとんどの生徒が、初対面です。初めてお話する他校生に少し緊張していましたが、地域社会デザイン・ラボ 遠藤 智栄さんのファシリテ―ションで、徐々に会話もはずみ、アンケートによると、約9割の生徒が「交流できた」と答えていました。


グループで話し合ったことを発表する場では、「奨学金を受けて良かったこと」について
「奨学金を使って、資格を取ることができた」
「部活動に専念することができた」

という話がありました。
また、「将来の夢」については、
「将来、お金持ちになって、遊んで暮らしながら社会貢献をしたい」
「学校の先生になりたい」

という発表がありました。「初めて自分の夢を人に話した」という生徒や、「将来の夢に向かって改めてがんばろうと決意した」という生徒もいました。





生徒ひとりひとりが充実した学校生活を送り、社会に羽ばたいていくことを願います。

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セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの東日本大震災復興支援事業では、岩手・宮城・福島県の農業高校21校を対象に、給付型のSCJ「絆」奨学金を実施しています。東北地方の主要産業である農業を志す生徒たちが、地元の産業の発展を担っていけるように支援しています。


( 仙台事務所:早坂 貴文、遠野事務所:藤原 和歌子 )


 

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