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日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2014.11.21)

子ども参加によるまちづくり:SOFT中間報告書4『Future』完成! (2014.11.21)

 

昨日、11月20日は世界子どもの日。セーブ・ザ・チルドレンも大切にする子どもの権利条約が国連で採択された日です!しかも今年は採択25周年、日本が批准をして20周年という節目の年。

この日に合わせ、岩手県山田町、陸前高田市、宮城県石巻市の子どもまちづくりクラブメンバーと作成したSOFT中間報告書4『Future』(フューチャー)を発行しました。2011年、子どもたちが“夢のまちプラン”を描いた同1『HOPE』。2012年、その実現のために子どもたち自身が起こした行動をまとめた同2『Action』。2013年、行政や地域、新しい仲間とのつながりをつくり、より多くの方々と連携した同3『Connect』。

そして震災から4年目を迎えた2014年、子どもたちが取り組む“Future”(未来)につながるまちづくり。子どもたちはどのように歩んできたのでしょうか?


『Future』レポートはこちら Future.pdf




■この活動を、まちの“未来”のためにつなげていきたい!■
このレポート『Future』のタイトルは、これまで同様、3地域の子どもまちづくりクラブメンバーが案を出し合い、投票して決めました。タイトルを募集したときには、27もの案が登場!その中から“自分たちのこの1年の活動の成果を伝えられるタイトル”という視点で、投票を行いました。その結果、何と2つの案が同一ポイントになったため、さらに決選投票を実施。最終的にもっとも多くのメンバーが投票して決まったのが『Future』です。

『Future』というタイトル案を出したのは3名。それぞれ「未来につなげていくと言う意味で、この活動をまちの未来のためにつなげていけたら」「自分たちの活動は未来につなげるためのものだから」「未来・将来という意味だからこれからなんでもできるという希望をこめて!」と案を出した理由を語っています。



各地域のこの1年の主な活動をまとめたのが、「子どもまちづくりクラブ」ページ。メンバーが自分たちの活動をより多くの方々に伝えられるように思いを込めました。また、2011年から実施している「子ども参加に関する意識調査」の結果や、2012年から行っている世界のより良い防災(災害リスク軽減)に向けた活動をまとめた「Hear Our Voice」ページ。東北を飛び出してフィールドワークに行った首都圏での「子どもまちづくりリーダーツアー2014」や、東北内外の子どもとおとなが集まる「東北子どもまちづくりサミット」ページ。どのページも“未来”へと続く希望と可能性が満ちた子どもたちの活動が盛りだくさん!活動をふりかえったメンバー自身や、2014年春に高校を卒業したOBOG・地域・行政・保護者のみなさんの声もあり、今回の『Future』でも活動3〜4年目の軌跡がギュッと凝縮されています!


SOFT中間報告書4『Future』の作成に協力いただいた3地域をはじめとするみなさま、ありがとうございました。

■東北の子どもたちと“未来”につながる“今”をつくろう!■




『Future』というタイトルに込められた子どもたちの願い。“未来”を見つめ、それにつながるかけがえのない“今”をつくっている子どもたちの思いや意見を実現するには、活動を応援してくださるみなさまの存在が不可欠です。

国連子どもの権利条約は、子どもを“権利の主体”として尊重することを求めています。「世界こどもの日」をきっかけに、東日本大震災の経験をもとに、地域の復興に向けたまちづくりに取り組む東北の子どもたちの活動を知り、それを周りの方たちに広めることで、子どもたちと一緒に“未来”への希望をつないでくださる方が一人でも多くなることを願っています。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、引き続きより多くの子どもたちが地域の復興に向け、声をあげ、参加できるように活動していきます。あなたも一緒に“Speaking Out From Tohoku”!


(報告:東京事務所 田代光恵)


 

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