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駐ウガンダ特命全権大使・佐々山氏が事業地を訪問

ウガンダ
(公開日:2025.09.01)

【ウガンダ 栄養改善事業】
駐ウガンダ特命全権大使・佐々山氏が事業地を訪問

 
セーブ・ザ・チルドレンは2023年3月から、ウガンダ北東部のモロト県で農家の生計向上支援および母子の栄養改善支援を実施しています。

2025年7月10日に、モロト県内にある事業地のひとつであるタパッチ準郡にて、セーブ・ザ・チルドレンが建設した乳幼児栄養相談窓口と小規模灌漑施設を、佐々山大使が訪問しました。


支援農家と県・準郡行政官との記念撮影(モロト県タパッチ準群、2025年7月10日)

モロト県が位置するカラモジャ地域は干ばつの影響を強く受けており、住民の多くが食料援助に頼っています。県内では住民の半数以上が十分な食料を得られず、約4割の子どもが慢性的な栄養不良にあります。栄養不良は乳幼児死亡や認知・学力の発達遅延を引き起こし、子どもの成長に深刻な影響を与えています。

この事業では、農業と保健・栄養を掛け合わせた包括的な栄養支援を行っています。農家が栄養価の高い作物を生産し、食事に取り入れたり、生産物として売って得た資金で食材を購入したりできるよう、技術支援を行っています。加えて、保健施設の環境整備、人材の能力強化、母子への栄養指導なども行っています。

保健施設の環境整備の一環として、妊産婦と母子の栄養支援を行う乳幼児栄養相談窓口を、タパッチ準郡の保健施設敷地内に建設しました。

7月10日に開催した乳幼児栄養相談窓口の引き渡し式にて、大使がテープカットを行いました。モロト県およびタパッチ準郡の自治体職員、保健施設のスタッフ、妊産婦や2歳未満の子どもの母親などが参加し、地域の母親が歓迎の歌や踊りを披露しました。

 
本事業で建設した乳幼児相談窓口のオープニングセレモニーの様子
(モロト県タパッチ準群、2025年7月10日)


保健施設の責任者は、日本政府とセーブ・ザ・チルドレンからの支援に感謝の意を示し、次のように話しました。

「セーブ・ザ・チルドレンは、乳幼児栄養相談窓口の建設だけでなく、保健施設のスタッフや地域保健ボランティアへの栄養研修、母親たちへの栄養指導、定期的な栄養スクリーニングや家庭訪問など、地域のニーズに合った継続的なサポートを提供してくれており、大変ありがたく思っています。」さらに、「この活動のおかげで、事業を通じてつくられた母親グループの家庭では、現在、栄養不良の子どもは一人もいません。」と、成果についても報告しました。

また、支援を受けている母親の一人は、「セーブ・ザ・チルドレンが、私たちの健康・栄養に対する意識と考え方を変えてくれました。家庭菜園や子どもの栄養のことを指導してくれるセーブ・ザ・チルドレンのスタッフにとても感謝しています。また、市場の野菜が高くて買えなくても、栄養価の高い野草や果物などが身近にあることも学びました。」と話しました。


母親によるスピーチ(モロト県タパッチ準郡、2025年7月10日)

 その後、この事業で建設した小規模灌漑施設と併設されたモデル農園を、大使が見学し、農家と交流しました。

干ばつの影響を受けるモロト県では、農業に使う水を安定して得ることができるよう小規模灌漑施設が非常に重要な役割を果たします。また、野菜の栽培方法を学ぶためのモデル農園では、農家が実践的な指導を受けることができるほか、農家同士の交流の場としても機能しています。

このモデル農園で活動する農家は、「日本の皆さまとセーブ・ザ・チルドレンの支援のおかげで年中野菜を栽培することができています。」と話しました。また、「野菜販売により得たお金を使って、子どもを学校に通わせることができました。」と生活の変化を実感している様子を話しました。
 

大使が小規模灌漑施設を見学する様子(モロト県タパッチ準郡、2025年7月10日)

今回の大使の訪問は、モロト県が抱える課題や私たちの活動成果を確認する大変貴重な機会となりました。母親たちが自信に満ちた表情で自分の経験を話す姿を見て、活動の意義を改めて実感し、大きな励みになりました。私たちはこれからもすべての子どもが健やかに成長できる社会を実現するために地域住民とともに活動していきます。

本事業は、外務省「日本NGO連携無償資金協力」によるご支援と、個人・法人の多くの皆様のご寄付により実施しています。


海外事業部 ウガンダ駐在員 野本友愛

 

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