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中東
(公開日:2026.04.13)

【中東危機】レバノンでは、多くの子どもたちが家族や大切な人と離ればなれに。現地チームは、子どもたちが家族と再会できるように昼夜を問わず活動

 
ベイルート、2026年4月9日−レバノンでは情勢が急速に悪化しています。24時間にもわたる激しい空爆により、新たに多くの子どもたちが家族と離ればなれになったり、養育者の付き添いがなく子どもだけで過ごさざるを得ない状況に置かれている子どももいます。
セーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちと家族が再会できるよう支援を続けるとともに、子どもたちがこれ以上の被害を受けることのないよう、停戦合意がレバノンにも直ちに拡大されるよう強く求めています。


レバノンで活動するセーブ・ザ・チルドレンのスタッフ

セーブ・ザ・チルドレン・レバノンの事務所アドボカシー/メディア/キャンペーン担当シニアマネージャーのヤラ・ハマデは、次のように述べています。
「いまレバノンでは、先の見えない不安や恐怖が人々の間に広がっています。『昨日の出来事は、2020年のベイルート爆発を思い起こさせた』と話す人も多くいます。
攻撃は何の警告もなく行われ、多くの民間施設のすぐ近くで発生しました。

昨日の出来事の“時間”や“光景”は、レバノンにいるすべての人の記憶に刻まれるでしょう。わずか1分のうちに、すべてが一変したと感じた人もいます。立て続けに起きる空爆を、目で見て、耳で聞いたのです。報道によれば、10分足らずの間に100回を超える空爆があったとされています。

それは帰宅ラッシュの時間帯でした。道路は混雑し、人々は通勤や帰宅の最中で、子どもたちは学校からの帰り道でした。同時に、ベイルート市内の各所の住宅地の学校や病院の近くで多くの攻撃が起きました。

いまレバノンでは、多くの子どもたちが家族や大切な人と離れ離れになっています。私たちのチームは昼夜を問わず子どもたちが家族と再会できるように活動していますが、爆撃やその後の病院で、命を落とした人が少なくないことも分かっています。

セーブ・ザ・チルドレンのチームは、24時間体制で人々に支援を届けています。子どもたちから聞かされる体験や声に、スタッフ自身も大きな精神的影響を受けています。子どもたちのこれから、そして未来がどうなるのか、多くの不確実性が存在しています。

昨日のイスラエル軍による空爆で、200人以上が命を落としたとの報告があります。犠牲者には子どもが含まれていることも確認されていますが、犠牲者数は現在も増え続けており、正確な人数はまだ把握できていません。すでに戦争で深刻な被害を受け、公共サービスがひっ迫しているこの国で、こうした事態が起きています。

レバノンでは、すでに少なくとも120万人が避難を強いられており、国民の10人に1人以上が集団避難所で暮らしています。多くの子どもたちは、教育が中断された状態で6年目を迎えています。
ただ『以前のような日常に戻りたい』と、何度も私たちスタッフに話す子どももいます。子どもたちは、自分の家に帰りたいのです。日常を取り戻し、家族と一緒にいることを望んでいます。

レバノン人として、私がこの現実を受け止めるためにできるのは、人道支援に携わることです。自分が影響を与え、誰かの助けとなり、支え、特に子どもたちの力になれていると感じられることが私の支えになっています。いつか、危機対応だけに追われるのではなく、危機が終わる日が来ると願いながら、レバノンで起きていることを、声を上げ、より多くの人に知ってもらうことも、私がはたす重要な役割だと思っています。」

セーブ・ザ・チルドレンは、レバノン、パレスチナ、シリア、イラク、イエメン、アフガニスタン、パキスタンで支援活動を展開しています。

レバノンでは、今回の緊張の高まりによって新たに避難を余儀なくされた家族に対し、衛生キット、乳児用キット、マットレス、毛布を配布しています。

パレスチナでは、市場が機能している地域では緊急の現金給付を継続し、乳児と母親が十分な栄養を取れるよう、母子支援エリアを開放しています。

シリアでは、レバノンから到着した人々に対して、子どもの保護、教育、水と衛生の支援、そして保健・栄養支援を拡大しています。



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中東危機をはじめ、人道危機や災害の影響を受け、深刻な状況に置かれている子どもたちを支援する「海外の子どもの今を支える緊急募金」に、ご寄付をお願いします。
https://x.gd/issyb


【脚注など】
[1]  https://news.un.org/en/story/2026/04/1167268
[2] レバノン保健省による









 



 

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