緊急支援(公開日:2025.04.07)
【ミャンマー・タイ大地震】地震から1週間、子どもたちは親を失った悲しみに暮れる一方で、水や避難所などのニーズは依然として高い
ヤンゴン、4月4日 - ミャンマー中部を襲ったマグニチュード7.7の大地震から1週間が経ちました。子どもたちは災害で愛する人を失った悲しみに暮れている一方で、水、食料、避難所などの緊急支援のニーズは依然として高いままです。
ミャンマーのシャン州インレーで地震が発生し、建物が大きな被害を受けました
地震が起きたとき、ミャッ・ニェインさんは弟と父と一緒に村の近くで釣りに出かけていました。みんなで湖に飛び込んで生き延びましたが、自分たちの住む村に戻ってみると、そこは廃墟と化していました。
セーブ・ザ・チルドレンは、地元のパートナー団体とともに、地震後に恐怖、ショック、喪失感を経験している子どもたちへの精神保健・心理社会的支援を含む、緊急医療を子どもたちとその家族に提供しています。
ミャッ・ニェインさん(15歳)は、シャン州にあるミャンマーの象徴的なインレー湖畔の村に住んでおり、この村では水上に家屋や農園が作られています。
ミャッ・ニェインさん(15歳)は、シャン州にあるミャンマーの象徴的なインレー湖畔の村に住んでおり、この村では水上に家屋や農園が作られています。
地震が起きたとき、ミャッ・ニェインさんは弟と父と一緒に村の近くで釣りに出かけていました。みんなで湖に飛び込んで生き延びましたが、自分たちの住む村に戻ってみると、そこは廃墟と化していました。
地震による被害状況をボートで確認するミャッ・ニェインさん(15歳)
ミャッ・ニェインさんは次のように話します。
「水上に建てられたたくさんの家屋は、すべて崩れてなくなっていました。家に向かって急いだとき、私の心臓はドキドキしましたが、私の家も崩れてなくなっていました。母の姿はどこにも見当たりませんでした。すると、叔父さんが走ってきて『お母さんは病院にいるよ』と教えてくれました。
ずぶ濡れの服を着替える間もありませんでした。病院に到着したとき、目の前の光景に私たちの心は打ち砕かれました。そこには母の無残な遺体がありました-全身の打撲痕、頭部の縫合痕、首の傷。祖母は、母が息を引き取るまで私たちの安否を尋ねていたと言いました。
地震を逃れて弟を水に引きずり込んだ瞬間のこと、倒れた建物の村の光景、母の変わり果てた姿を決して忘れません。これらの出来事は永遠に私の中に残るでしょう。」
同様の光景はミャンマーの他の被災地でも見られます。特に被害の大きかった6つの地域で非常事態宣言が発令されており、この地域には、子ども670万人を含む2,800万人が暮らしています。
13歳と15歳の2人の子どもの母親であるチャイン・ティンさん(41歳)は、マンダレー在住です。
「震災直後、姉から泣きながら電話がかかってきました。姉の家は倒壊し、姉の娘は怪我をしているといいます。姉は恐怖で取り乱しており、自分たちの住む家が安全ではないので、娘を迎えに来てほしいと私に懇願しました。余震が続いているにもかかわらず、私は自分の安全を顧みず、とにかく姉の家に車で向かいました。
途中、多くの負傷者が血を流し、地面に横たわっているのを見ました――意識のある人もいれば、意識のない人もいて、全員が助けを求めていました。」
家屋の倒壊、重要なインフラが切断し、多くの家族が余震の恐怖から、いまだに僧院やサッカー場、広場に避難しています。電気や水道がない中、ミャンマーが夏のピークシーズンに入り、 今週初めに気温が急上昇すると、子どもたちは熱疲労や熱射病などの熱中症の危険にさらされてしまいます。
セーブ・ザ・チルドレンのアジア地域ディレクター代理であるジェレミー・ストーナーは、次のように述べています。
「ミャンマーの子どもたちにとって非常に衝撃的な出来事から1週間が経ちますが、子どもたちはまだ恐怖を感じています。また、被災地の多くの子どもたちは家や愛する家族を失いました。子どもたちは、家族や近しい人の死を目撃し、これを乗り越えるために専門家のサポートを必要としているかもしれません。
家屋の損壊により住居がなくなった場合には、セーブ・ザ・チルドレンと地元のパートナー団体が提供している緊急避難所と緊急支援物資が必要になります。」
セーブ・ザ・チルドレンは、地元のパートナー団体とともに被災地で活動し、子どもたちが必要な支援を受けられるようにしています。私たちは被災した子どもたちとその家族に食料、水、緊急医療を提供するとともに、衛生キットや子ども用レクリエーション用品なども届けています。
セーブ・ザ・チルドレンは1995年からミャンマーで活動しており、命を守る医療、食料、保健・栄養、教育、子ども保護の事業を実施しています。
「水上に建てられたたくさんの家屋は、すべて崩れてなくなっていました。家に向かって急いだとき、私の心臓はドキドキしましたが、私の家も崩れてなくなっていました。母の姿はどこにも見当たりませんでした。すると、叔父さんが走ってきて『お母さんは病院にいるよ』と教えてくれました。
ずぶ濡れの服を着替える間もありませんでした。病院に到着したとき、目の前の光景に私たちの心は打ち砕かれました。そこには母の無残な遺体がありました-全身の打撲痕、頭部の縫合痕、首の傷。祖母は、母が息を引き取るまで私たちの安否を尋ねていたと言いました。
地震を逃れて弟を水に引きずり込んだ瞬間のこと、倒れた建物の村の光景、母の変わり果てた姿を決して忘れません。これらの出来事は永遠に私の中に残るでしょう。」
同様の光景はミャンマーの他の被災地でも見られます。特に被害の大きかった6つの地域で非常事態宣言が発令されており、この地域には、子ども670万人を含む2,800万人が暮らしています。
13歳と15歳の2人の子どもの母親であるチャイン・ティンさん(41歳)は、マンダレー在住です。
「震災直後、姉から泣きながら電話がかかってきました。姉の家は倒壊し、姉の娘は怪我をしているといいます。姉は恐怖で取り乱しており、自分たちの住む家が安全ではないので、娘を迎えに来てほしいと私に懇願しました。余震が続いているにもかかわらず、私は自分の安全を顧みず、とにかく姉の家に車で向かいました。
途中、多くの負傷者が血を流し、地面に横たわっているのを見ました――意識のある人もいれば、意識のない人もいて、全員が助けを求めていました。」
家屋の倒壊、重要なインフラが切断し、多くの家族が余震の恐怖から、いまだに僧院やサッカー場、広場に避難しています。電気や水道がない中、ミャンマーが夏のピークシーズンに入り、 今週初めに気温が急上昇すると、子どもたちは熱疲労や熱射病などの熱中症の危険にさらされてしまいます。
セーブ・ザ・チルドレンのアジア地域ディレクター代理であるジェレミー・ストーナーは、次のように述べています。
「ミャンマーの子どもたちにとって非常に衝撃的な出来事から1週間が経ちますが、子どもたちはまだ恐怖を感じています。また、被災地の多くの子どもたちは家や愛する家族を失いました。子どもたちは、家族や近しい人の死を目撃し、これを乗り越えるために専門家のサポートを必要としているかもしれません。
家屋の損壊により住居がなくなった場合には、セーブ・ザ・チルドレンと地元のパートナー団体が提供している緊急避難所と緊急支援物資が必要になります。」
セーブ・ザ・チルドレンは、地元のパートナー団体とともに被災地で活動し、子どもたちが必要な支援を受けられるようにしています。私たちは被災した子どもたちとその家族に食料、水、緊急医療を提供するとともに、衛生キットや子ども用レクリエーション用品なども届けています。
セーブ・ザ・チルドレンは1995年からミャンマーで活動しており、命を守る医療、食料、保健・栄養、教育、子ども保護の事業を実施しています。
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【ご支援のお願い】
私たちのミャンマー・タイ大地震緊急子ども支援活動に、ご寄付をお願いします。https://bit.ly/4lf0Ois
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