緊急支援(公開日:2025.05.28)
【ミャンマー・タイ大地震】支援活動詳細のご報告(その2)
5月28日で、ミャンマーの地震発生から2ヶ月が経過しました。ミャンマーではここ100年で最大規模の地震で、1,700万人以上の暮らしに影響が及んでいます。
地震で家が損壊し、野外に簡易テントを張って生活する子どもたちとその家族。気温が40℃まで上昇し、熱中症のリスクも。
現在までに、約3,800人が犠牲になり、5,000人以上が負傷、100人近くが未だ行方不明と報告されています。さまざまな人道支援が届けられてきていますが、現地の状況は依然として厳しいままです。約5万3,000の家屋が損壊しており、300以上の余震が続くなか、約19万8,000人が避難を余儀なくされています。
今回大きな被害を受けた地域(ザガイン、マンダレー、 マグウェイ、 バゴー、 シャン、 ネピドー)では、武力衝突などの影響で地震の前からすでに100万人が避難所や生活必需品の支援が必要な状況でしたが、今回の地震の被害により、その数は520万人に上っています。加えて、これから雨季に向かうミャンマーでは、豪雨や嵐によるさらなる被害の拡大も懸念されています。現在も24時間体制で被災した子どもとその家族へ緊急支援を実施しており、今後もこの震災によって最も深刻な影響を受けた地域の子どもたちを中心とした支援を継続していきます。
今回大きな被害を受けた地域(ザガイン、マンダレー、 マグウェイ、 バゴー、 シャン、 ネピドー)では、武力衝突などの影響で地震の前からすでに100万人が避難所や生活必需品の支援が必要な状況でしたが、今回の地震の被害により、その数は520万人に上っています。加えて、これから雨季に向かうミャンマーでは、豪雨や嵐によるさらなる被害の拡大も懸念されています。現在も24時間体制で被災した子どもとその家族へ緊急支援を実施しており、今後もこの震災によって最も深刻な影響を受けた地域の子どもたちを中心とした支援を継続していきます。
・米、油、豆類、塩、魚の缶詰などの食料配布のほか、すぐに食べられるミールボックスやインスタント麺などを2万9,000人以上に配布しました。
・約1万7,000世帯へ緊急家庭用キットを配布しました。キットには、毛布、寝具マット、蚊帳のほか、仮設避難所の設置に必要なビニール生地のテント、ロープや竹などが含まれていて、700の仮設避難所を設置しました。
・7万8,000人以上に飲料水を提供し、7,500個以上の衛生キット(石鹸、歯ブラシ、タオル、生理用品、洗濯用洗剤、その他の生活必需品など)を配布しました。
・損壊した給水所の修繕、非常用トイレの設置に加え、新たな給水所の設置、仮設の入浴施設の提供もしています。また感染症の予防などを目的に、被災地域で衛生に関する啓発メッセージを広めています。
・被災した家族約2万人に対して食料や医薬品、その他の必需品を購入できるよう、現金給付を行っています。
・子どもたちが遊び、精神保健・心理社会的支援を受け、正常な感覚を取り戻せるよう、子どものための安全な場所も引き続き提供しています。これらの場所を提供できない地域では、お絵かきセットやカードゲーム、ぬいぐるみのようなおもちゃ、縄跳びやバドミントンのラケットのようなスポーツ用品などを配布しています。
・現地パートナー団体とともに、緊急医療支援を開始し、ケガの治療や多様な健康へのニーズに対応しています。4,600人以上を診察し、100件以上の重症例については専門医のサポートへ繋ぎました。
・被災した地域において、子どもや授乳中の母親の栄養不良に関するスクリーニングを2,000人に実施した結果、80件以上の急性栄養不良のケースが発見されました。また乳幼児や母親が必要な栄養を適切に摂取できるように栄養に関する啓発活動を行い、特に困難に直面している母親に対しては母乳育児のカウンセリングを実施しています。さらに、生後6ヶ月〜5歳の子ども約1,600人に栄養補助食を配布しました。
・約1万7,000世帯へ緊急家庭用キットを配布しました。キットには、毛布、寝具マット、蚊帳のほか、仮設避難所の設置に必要なビニール生地のテント、ロープや竹などが含まれていて、700の仮設避難所を設置しました。
・7万8,000人以上に飲料水を提供し、7,500個以上の衛生キット(石鹸、歯ブラシ、タオル、生理用品、洗濯用洗剤、その他の生活必需品など)を配布しました。
・損壊した給水所の修繕、非常用トイレの設置に加え、新たな給水所の設置、仮設の入浴施設の提供もしています。また感染症の予防などを目的に、被災地域で衛生に関する啓発メッセージを広めています。
・被災した家族約2万人に対して食料や医薬品、その他の必需品を購入できるよう、現金給付を行っています。
・子どもたちが遊び、精神保健・心理社会的支援を受け、正常な感覚を取り戻せるよう、子どものための安全な場所も引き続き提供しています。これらの場所を提供できない地域では、お絵かきセットやカードゲーム、ぬいぐるみのようなおもちゃ、縄跳びやバドミントンのラケットのようなスポーツ用品などを配布しています。
・現地パートナー団体とともに、緊急医療支援を開始し、ケガの治療や多様な健康へのニーズに対応しています。4,600人以上を診察し、100件以上の重症例については専門医のサポートへ繋ぎました。
・被災した地域において、子どもや授乳中の母親の栄養不良に関するスクリーニングを2,000人に実施した結果、80件以上の急性栄養不良のケースが発見されました。また乳幼児や母親が必要な栄養を適切に摂取できるように栄養に関する啓発活動を行い、特に困難に直面している母親に対しては母乳育児のカウンセリングを実施しています。さらに、生後6ヶ月〜5歳の子ども約1,600人に栄養補助食を配布しました。
・被災した子どもが震災による辛い経験を乗り越えられるよう、こころのケアを開始しました。さらに個別の支援が必要とされ脆弱な状態にある子どもには、ケースマネジメントを実施しています。震災後、子どもたちの多くは家族や近親者の喪失を経験し今までにない恐怖と不安が募っている中で、とりわけ精神面で大きな影響を受けており、これらの子どもたちに対する早急な精神保健・心理社会的支援が必要です。
・震災により2,600校以上【1】 の学校が損壊や全壊の状況であることから【2】 、子どもたちが学習を継続できるように、教材や学習キットの配布を進めています。また、安全な学習環境を整備するため、学校および教育施設の被害状況の確認や必要な修繕を行うための支援も開始しており、子どもたちが1日でも早く日常の学習環境を取り戻せるように支援を行っていきます。
・震災により2,600校以上【1】 の学校が損壊や全壊の状況であることから【2】 、子どもたちが学習を継続できるように、教材や学習キットの配布を進めています。また、安全な学習環境を整備するため、学校および教育施設の被害状況の確認や必要な修繕を行うための支援も開始しており、子どもたちが1日でも早く日常の学習環境を取り戻せるように支援を行っていきます。
【脚注など】
【1】SITUATION UPDATE No. 9 – M7.7 Mandalay Earthquake – 14 April 2025
【2】https://www.unocha.org/myanmar
【1】SITUATION UPDATE No. 9 – M7.7 Mandalay Earthquake – 14 April 2025
【2】https://www.unocha.org/myanmar