ウガンダ(公開日:2026.10.05)
【現場へのまなざし#2|ウガンダ】子どもたちの学ぶ笑顔を支える先生たち
「現場へのまなざし」では、子どもたちや地域の人々との関わりを通して見えたこと、耳にした声、そしてそこで考えたことを、セーブ・ザ・チルドレンのスタッフの視点からお届けします。子どもたちの暮らしと、それを支える人々の言葉に思いを馳せ、子どもたちを取り巻く状況や、私たちにできることについて、ともに考えるきっかけになれば幸いです。
今回も、ウガンダ駐在歴3年のスタッフが、子どもたちの学びを支える先生たちとのかかわりを通じて、現場で感じたことをお届けします。
■学ぶ喜びと意欲を取り戻す子どもたち
ここは、ウガンダ北部のパラベック難民居住区にある学校です。ある日の教室では、子どもたちが次の授業が始まるのを楽しみに待っていました。先生が授業の始まりを告げる歌を歌いながら教室に入ると、子どもたちも元気よく声を合わせ、授業は軽やかなリズムとともに始まりました。
「この英単語を、前に出て発表できる人は?」
先生が問いかけると、次々に手が挙がりました。ある子どもがみんなの前で堂々と発表すると、その挑戦をたたえる先生の掛け声に合わせて、教室いっぱいに息の合った手拍子が広がりました。そのあたたかな手拍子が終わるとすぐに、「次は私!」とまたいくつもの手が挙がりました。
この教室で学んでいるのは、さまざまな事情によって学校に通えない期間があった子どもたちです。「子どもの学び直しプログラム」を通じて、子どもたちは読み書きや計算などの基礎を学び、通常の学級に戻ることを目指しています。笑顔と活気にあふれた教室で、子どもたちは、友だちや先生と学ぶ喜びだけでなく、「自分も挑戦してみたい」と思える意欲も、少しずつ取り戻しているように見えました。
■学ぶ意欲を引き出す先生たちの工夫
子どもたちの学びを支えているのは、日々、教室に立つ先生たちです。一方、ウガンダの難民居住区では、人道支援資金の減少を背景に、これまで支援資金によって維持されてきた教員配置の継続が難しくなり、2025年から2026年にかけて教員数が大幅に減少しました。その結果、残された先生たちが、これまで以上に多くの子どもたちを担当する状況が生じています。
そんな厳しい状況の中、先生たちの負担をこれ以上増やさない形で、一人ひとりの理解度が異なる子どもたちにどのように分かりやすく教えるか。先生たちは、教材開発の研修を通じて、身近な材料や色、形を生かした教え方を考え、共有し合っています。
「カラフルな色を使ったり、パズル形式にすることで、学習に遅れのある子どもたちも興味を持てるような工夫をしています」
普段1教室60人以上の小学4年生のクラスを担当するフィリップ先生は作成した教材に込めた想いを語ってくれました。
■先生から先生へ、教室へ
セーブ・ザ・チルドレンが支援するパラベック難民居住区内の5つの学校から教材開発研修に参加した先生たちは、作成した教材をそれぞれの学校に持ち帰り、同僚の先生たちに研修の内容を伝え、学びを広げています。
後日、学校の授業を見学すると、研修で作った教材を使いながら子どもたちの関心を引きつけるフィリップ先生と、前に出て教材に触れながら積極的に授業へ参加する子どもたちの姿がありました。
「研修で作った教材は、大勢の子どもたちにも分かりやすく授業を進めるうえで、とても役立っています」
そう嬉しそうに話すフィリップ先生の姿が印象的でした。
研修で生まれた教材と授業の内容は、先生から同僚の先生へ、そして日々の授業を通して子どもたちへと広がっています。
■子どもたちの「やってみたい」を支えるために
子どもたちの興味を引き出す教材づくり、教室全体で挑戦を認める声かけ、楽しみながら学べる雰囲気づくり。教室で見た子どもたちの笑顔の背景には、日々試行錯誤を重ねる先生たちの姿がありました。
学校に通えていなかった期間がある子どもや、学習に遅れのある子どもにとって、「自分もやってみたい」と思えることは、学び続けるための大切な一歩です。その気持ちを引き出し、学びへとつなげている先生たちの存在の大きさを、現場で改めて感じました。
本日10月5日は世界教師デーです。
日々、子どもたち一人ひとりの学びに向き合い続けるすべての先生たちに、敬意を表したいと思います。
難民居住区の厳しい環境のなかでも、先生たちが子どもたちの学びを支える力を十分に発揮できるように―セーブ・ザ・チルドレンは、現地の教育関係者とともに、よりよい学びの環境づくりを進めていきます。
海外事業部 ウガンダ駐在員
本事業は、株式会社ファーストリテイリング(ユニクロPEACE FOR ALLプロジェクト) からのご寄付により実施しています。
セーブ・ザ・チルドレンは毎年600以上の企業・団体の皆さまとさまざまな形で連携し、子どもたちを取り巻く課題解決に向けて活動しています。
【企業・団体の皆さまからのお問い合わせ先】
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 法人連携担当
japan.corporatepartner@savethechildren.org
https://www.savechildren.or.jp/partnership
今回も、ウガンダ駐在歴3年のスタッフが、子どもたちの学びを支える先生たちとのかかわりを通じて、現場で感じたことをお届けします。
■学ぶ喜びと意欲を取り戻す子どもたち
ここは、ウガンダ北部のパラベック難民居住区にある学校です。ある日の教室では、子どもたちが次の授業が始まるのを楽しみに待っていました。先生が授業の始まりを告げる歌を歌いながら教室に入ると、子どもたちも元気よく声を合わせ、授業は軽やかなリズムとともに始まりました。
「この英単語を、前に出て発表できる人は?」
先生が問いかけると、次々に手が挙がりました。ある子どもがみんなの前で堂々と発表すると、その挑戦をたたえる先生の掛け声に合わせて、教室いっぱいに息の合った手拍子が広がりました。そのあたたかな手拍子が終わるとすぐに、「次は私!」とまたいくつもの手が挙がりました。
この教室で学んでいるのは、さまざまな事情によって学校に通えない期間があった子どもたちです。「子どもの学び直しプログラム」を通じて、子どもたちは読み書きや計算などの基礎を学び、通常の学級に戻ることを目指しています。笑顔と活気にあふれた教室で、子どもたちは、友だちや先生と学ぶ喜びだけでなく、「自分も挑戦してみたい」と思える意欲も、少しずつ取り戻しているように見えました。
■学ぶ意欲を引き出す先生たちの工夫
子どもたちの学びを支えているのは、日々、教室に立つ先生たちです。一方、ウガンダの難民居住区では、人道支援資金の減少を背景に、これまで支援資金によって維持されてきた教員配置の継続が難しくなり、2025年から2026年にかけて教員数が大幅に減少しました。その結果、残された先生たちが、これまで以上に多くの子どもたちを担当する状況が生じています。
そんな厳しい状況の中、先生たちの負担をこれ以上増やさない形で、一人ひとりの理解度が異なる子どもたちにどのように分かりやすく教えるか。先生たちは、教材開発の研修を通じて、身近な材料や色、形を生かした教え方を考え、共有し合っています。
「カラフルな色を使ったり、パズル形式にすることで、学習に遅れのある子どもたちも興味を持てるような工夫をしています」
普段1教室60人以上の小学4年生のクラスを担当するフィリップ先生は作成した教材に込めた想いを語ってくれました。
■先生から先生へ、教室へ
セーブ・ザ・チルドレンが支援するパラベック難民居住区内の5つの学校から教材開発研修に参加した先生たちは、作成した教材をそれぞれの学校に持ち帰り、同僚の先生たちに研修の内容を伝え、学びを広げています。
後日、学校の授業を見学すると、研修で作った教材を使いながら子どもたちの関心を引きつけるフィリップ先生と、前に出て教材に触れながら積極的に授業へ参加する子どもたちの姿がありました。
「研修で作った教材は、大勢の子どもたちにも分かりやすく授業を進めるうえで、とても役立っています」
そう嬉しそうに話すフィリップ先生の姿が印象的でした。
研修で生まれた教材と授業の内容は、先生から同僚の先生へ、そして日々の授業を通して子どもたちへと広がっています。
■子どもたちの「やってみたい」を支えるために
子どもたちの興味を引き出す教材づくり、教室全体で挑戦を認める声かけ、楽しみながら学べる雰囲気づくり。教室で見た子どもたちの笑顔の背景には、日々試行錯誤を重ねる先生たちの姿がありました。
学校に通えていなかった期間がある子どもや、学習に遅れのある子どもにとって、「自分もやってみたい」と思えることは、学び続けるための大切な一歩です。その気持ちを引き出し、学びへとつなげている先生たちの存在の大きさを、現場で改めて感じました。
本日10月5日は世界教師デーです。
日々、子どもたち一人ひとりの学びに向き合い続けるすべての先生たちに、敬意を表したいと思います。
難民居住区の厳しい環境のなかでも、先生たちが子どもたちの学びを支える力を十分に発揮できるように―セーブ・ザ・チルドレンは、現地の教育関係者とともに、よりよい学びの環境づくりを進めていきます。
海外事業部 ウガンダ駐在員
本事業は、株式会社ファーストリテイリング(ユニクロPEACE FOR ALLプロジェクト) からのご寄付により実施しています。
セーブ・ザ・チルドレンは毎年600以上の企業・団体の皆さまとさまざまな形で連携し、子どもたちを取り巻く課題解決に向けて活動しています。
【企業・団体の皆さまからのお問い合わせ先】
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 法人連携担当
japan.corporatepartner@savethechildren.org
https://www.savechildren.or.jp/partnership




