企業連携(公開日:2025.10.14)
【連携事例】社員向け「子どもにやさしい防災ワークショップ」を実施〜グラクソ・スミスクライン社
セーブ・ザ・チルドレンは子どもへの支援を届けるにあたり、多くの企業との連携を行っています。
その中には、社員参加によるキャンペーンや寄付、イベントなどを企画していただいている例があります。
英国の製薬会社であるグラクソ・スミスクライン(GSK)社は、2013年にグローバル・パートナシップを結んで以来、セーブ・ザ・チルドレンを長年支援してくださっています。日本でも東日本大震災の復興支援時から、給与天引きによる社員寄付をはじめ、グローバルでの企業マッチングによる支援、社内イベントを通じた寄付、ボランティア参加など、さまざまな形で連携しています。
■防災・健康意識を高める社内イベントにセーブ・ザ・チルドレンも参加
2025年9月25日、GSK社の社内イベント「EHS Day (Environment, Health, Safety Day)」にセーブ・ザ・チルドレンも参加しました。「EHS Day」は、環境、健康、安全をテーマに、社員の防災や健康に関する意識を高めてもらうための催しです。さまざまなブースが並ぶ中、セーブ・ザ・チルドレンは、「避難生活で役立つ新聞紙スリッパづくり」のコーナーを設置しました。

避難時に裸足だと足が汚れたり、傷つくことで衛生面や感染症のリスクがありますが、足を保護するスリッパを新聞紙で簡単に作ることができます。最近は新聞紙を購入することも減りましたが、平時からこうした工作を通して災害時のことを想定しておくことは、防災意識を高めるのに有効です。参加者の皆さんは、それぞれ自分の足のサイズに合わせたスリッパを作成した後、ボコボコしたマットの上を試し歩きし、「本当だ、痛くない!」と裸足の場合とスリッパを履いた場合との違いを確かめていました。
■子どもにやさしい防災ワークショップ
続いて、セーブ・ザ・チルドレンのスタッフによる「子どもにやさしい防災ワークショップ」を開催しました。セーブ・ザ・チルドレンが取り組む国内の子どもたちへの防災支援活動や、能登半島地震・豪雨緊急復興支援についての説明を聞いた後、複数のチームに分かれ、「子どもにやさしい非常用持ち出し袋」の中身について考えるワークを行いました。袋に手を入れて、何が入っているか確認しながら、子どもと一緒に避難する際に何が入っているとよいか、活発な意見交換が行われました。

非常用持ち出し袋を自宅に準備しているものの、定期的に中身を確認することは行っていないという方も多いです。今回のワークを自宅や職場にも持ち帰って、ご家族や親せきの子どもたち、友人、同僚の方々とも一緒に実施していただきたい、そうすることで、防災への意識を高めることができるとのメッセージをセーブ・ザ・チルドレンからお伝えしました。また、「子どもにやさしい防災」のウェブサイトも紹介しました。
参加した社員からは、「これを機に我が家でも防災について話してみようと思います 」「防災バッグの中身は、ライフステージによって必要なものが変わることを改めて実感しました。自分の防災バッグの中身を見直してみます」といった声が寄せられました。
セーブ・ザ・チルドレンは、社員の皆さんが積極的に寄付やボランティアなどの活動に参加し、社会課題を「自分ゴト化」することで、企業で働く意義や社会貢献活動へのエンゲージメントも高まると考えています。これからも企業の皆さまとともに多様な取り組みを行っていきます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――セーブ・ザ・チルドレンは、毎年600以上の企業・団体の皆さまとさまざまな形で連携し、子どもたちを取り巻く課題解決のために、緊急・人道支援や教育、子どもの保護、保健・栄養などの分野で、日本を含む世界約110ヶ国で活動しています。これからも、企業の皆さまとも協力・連携しながら、子どもたちを取り巻く社会課題の解決に取り組んでいきます。
【企業・団体の皆さまからのお問い合わせ先】
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン法人連携担当
japan.corporatepartner@savethechildren.org
https://www.savechildren.or.jp/partnership/



