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日本/子どもの貧困問題解決
(公開日:2019.05.31)

岩手県山田町、宮城県石巻市、熊本県益城町・御船町で「セーブ・ザ・チルドレン子ども給付金 〜新入学サポート2019〜」を実施しました

 

セーブ・ザ・チルドレンは、子どもの貧困問題解決へ向けた取り組みの一環として、また、震災で特に大きな被害を受けた地域においては緊急・復興支援の一環として、2016年から子どもたちへの給付金提供を実施しています。2019年も、新入学シーズンを迎えるにあたり、安心して学校生活を送ることができるよう、新入学に関わる費用の一部を給付する「セーブ・ザ・チルドレン子ども給付金 〜新入学サポート2019〜」を実施しました。


岩手県山田町と宮城県石巻市では、2019年4月に小学校・中学校・高校に入学した、経済的に困難な状況にある世帯の子ども438人に支援を届けました。


2016年4月に熊本地震に見舞われ、特に被害の大きかった熊本県益城町・御船町では、震災時に居住していた住宅が半壊以上と認定された世帯、もしくは経済的に困難な状況にある世帯の新中学1年生・高校1年生を対象に、子ども391人に支援を届けました。



 

給付金を受給した家庭の保護者の声を紹介します*。


・引越しして、家賃も高くなり、下の子が不登校で仕事に遅れたり、ギリギリの生活をしている。私も体調を悪くしてから短い時間しか仕事ができない(岩手県・新中学1年生・ひとり親世帯)。

・自分のパート給料、児童扶養手当だけでは子どもの入学の準備品も満足に買ってあげられない(宮城県・新小学1年生・ひとり親世帯)。

・就学援助制度を利用しているが、それだけでは入学準備にかかる費用の半分も賄えない(宮城県・新中学1年生・ひとり親世帯)。

・毎日生活するのがやっとで高校入学はとても喜ばしいことですが、それにともない支払い等の不安の方がより大きくなっているのが現実です。子どもが多く1人にかけてやれるお金が限られていて我慢ばかりさせているという少しかわいそうな思いをさせてしまっています。そんな中、少しでも他の子たちと同じ物を新しい物を持たせてあげたいと思い申請させていただきました。親の都合で子どもがみじめな思いをするのは嫌です(宮城県・新高校1年生・ふたり親世帯)。

・熊本地震以降、住む場所を失いました。主人も仕事が減り、私も職を転々として今の仕事にようやく落ち着きました。ご近所の方々はお家を新築して次々と仮設住宅をあとにされますが、我が家は未来を見いだせないまま公営住宅の完成を待つ日々です(熊本県・新中学1年生・ふたり親世帯)。

・中学校の3年間、不登校の日数が多く、私立には受かったものの公立高校に合格できるかわかりません。私立では入学金の支払日が早く、入学するかわからない状況で払い込みをしなくてはなりませんでした。私立も公立も制服代や副教材費等高額で一括での支払いが難しい状況です(熊本県・新高校1年生・ひとり親世帯)。

・被災して、家具、生活用品一式を買い替えなくてはいけなくなり、町などの補助金だけでは、全く足りなく、借りたお金を返していくのでたいへんです(熊本県・新高校1年生・ふたり親世帯)。



  

新入学に関わる費用の家庭負担の重さや、公的な経済的支援の支給時期・金額の不十分さに関する保護者の声が多数みられました。また、ひとり親家庭、ふたり親家庭それぞれの厳しい状況がうかがえました。


セーブ・ザ・チルドレンは、2020年も東北で経済的に困難な世帯に対する給付金の提供を行うとともに、今夏には、高校生を対象とした「高校生活サポート」を実施する予定です。


熊本での給付金提供については、今回で終了となりますが、依然として子育て世帯の厳しい家計状況が見られるため、今後も対象地域の子どもの生活状況が改善するよう、行政・学校・地域関係団体等へ支援施策の充実に向けた提言などの働きかけを行っていきます。


*保護者の声は、原文から一部を抜粋し、文意が変わらない範囲で編集しています。


(報告:東京事務所 山田心健)


 

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