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日本/子どもの貧困問題解決
(公開日:2025.03.05)

【実施報告】子どもの貧困と子どもの権利に関する全国市民意識調査のオンライン報告会を開催しました

 
セーブ・ザ・チルドレンは、1月30日(木)に、2024年11月に公表した、「子どもの貧困と子どもの権利に関する全国市民意識調査」についてのオンライン報告会を開催しました。(調査結果はこちら

当日は、セーブ・ザ・チルドレンを支援いただいている方や子ども支援の関係者など約60人が参加しました。
報告会では、まず子どもの権利や子どもの貧困についての説明を行い、セーブ・ザ・チルドレンが子どもの貧困問題解決のために取り組んでいる活動について紹介しました。




続いて、調査結果のハイライトとして、日本の子どもの貧困の実態についての認知度が下がっていることや、貧困を解決するために必要な施策として「高校までの教育の無償化」が最も求められていることなどを紹介しました。参加者からは、教育の無償化に関して、私立学校も含めるべきかといった質問もあがりました。地域によっては私立学校がセーフティーネットになっている状況もあることから、私立学校も無償化の対象にすべきではないかと担当者が応答する場面もありました。




また、子どもの権利条約の認知度や、子どもの意見表明権(子どもに影響を与えるすべての事柄について自分の意見を自由に表す権利)について、子どもと大人で異なる結果になったことなども紹介しました。


参加者からは、
「人権週間のポスターを小学校で作った記憶があります。でも、人権とは何か、先生から記憶に残る説明があったかは…。全く覚えていません」といった声や、
「大学も無償化が進めば高校以降の勉強へのモチベが上がるのかなと感じたりします。あきらめなくていいという考え方になるというか。政府に提言していただけますと、助かります」といった声が寄せられました。


また、事後アンケートでは、
「この問題に無関心な人が多いが、未来の社会を支える子どもが困っていることを知ってもらうためにも、この問題を提起し続けることが必要と思いました」
「シングルファミリーが『かわいそう』『貧乏』『問題のある家庭』等々と思われない様な世の中になってほしい。どんな環境の子供も同じラインに立てるように日本が変わることを期待します」
といった感想が寄せられました。
今回のオンライン報告会を通して、調査結果を社会に伝え、参加者とともに子どもの貧困への理解や議論を深めることができました。


セーブ・ザ・チルドレンでは、今後も子どもの貧困および子どもの権利についての啓発活動を続けていきます。

セーブ・ザ・チルドレンは、子どもの貧困問題解決に向けさまざまな取り組みを行っています。活動の最新情報は、随時こちらのページでお伝えしています。ぜひご覧ください。


(報告:国内事業部 鳥塚)

 

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