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日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2015.08.05)

東北の子どもたちが復興大臣に提言!「子どもまちづくりリーダーツアー2015」Vol.1

 

2015年8月3日、復興に向けて取り組んできた岩手・宮城・福島県の子どもたち37名が、復興庁を訪れ、復興大臣に直接提言書を手渡しました。今回の訪問は、毎夏実施している「子どもまちづくりリーダーツアー2015」の一環。東日本大震災から4年を過ぎたこの夏、子どもたちは何を国に訴えたのでしょうか。



■東日本大震災から4年がすぎた今だからこそ伝えたい!■

これまでも子どもたちは、2011年12月に市町や県へ、2012年2月には国へ、そして同年6月から2015年3までは国際会議を通じて世界へ、東日本大震災による一人ひとりの経験をもとに議論を重ね、様々な提言をしてきました。

その中で、子どもたちが一貫して求めてきたこと。それは、子どもたち自身も復興に対して意見を伝え、参加できるようにしてほしいということです。その思いは、各地域の「子どもまちづくりクラブ」でまちの活性化のイメージキャラクターや復興のシンボルとしてモニュメントを作ったり、子どもたちの想いが詰まった施設を建設したり、様々な国際会議で子どもたちの声を発信したりと、子どもたちの想いや考えが実現したりすればするほど、高まっていきました。

そこで、今年の5月に行われた「第6回東北子どもまちづくりサミット」では、約220名の子どもとおとなが一緒に、“復興に向けて、もっと多くの子どもが、これからもまちづくりに参加できるようにするために何ができるか”をテーマに、話し合いを実施。この時の意見とこれまでの提言、さらに一人ひとりの経験をもとに、三県の37名の子どもたちが「子どもまちづくりリーダーツアー2015」で作成したのが今回の提言書です。



■提言書/東北の子どもたちの声〜みんなが主役のまちづくり〜■

子どもたちは、復興大臣に主に次のことを提言しました。

1、私たちは、気軽に参加できるまちの復興のために話し合いできる場や、そこでの成果を発表する場を必要とします。
@子どもまちづくりクラブのような定期的に行われるグループ活動をもとめています。
Aサミット*のような全国の子どもとおとなが対等な立場で話し合える場所が必要です。
B学校教育の中で学べる場がほしいです。
(*ここで述べられているサミットとは、上記の東北子どもまちづくりサミットを指しています。)

2、子どもが復興に向けて意見を発信したり、そういった機会や場に参加するためには、おとなの理解をはじめとする様々な環境を必要とします。
@私たちは保護者の理解を求めています。
A子どももおとなも理解しあうための時間や機会が必要です。
B子どもとおとなが対等に話せる場がほしいです。
C情報量の差をなくすために、復興に関する情報を分かりやすく教えてほしいです。

提言書全文はこちら


■東北の子どもの声に応える復興大臣■
子どもたちの具体的な提案のつまった提言に、「大人のほうがおされている。」と復興大臣。「復興庁のホームページで子どもたちの活動を紹介していく。また、学校教育の中で機会をつくれるよう検討していく。さらに、こういった話し合いの場をつくり、情報をしっかり入手するための会合の場やわかりやすいニュースレターの作成もしていかなければならないと思う。」との回答がありました。そして、「みなさんにものすごい期待をしている。世界で一番苦しい思いや経験をしたみなさんの中から世界に通用する人が必ずでてくる。私たちはそんなみなさんが世界に向かって飛び出していけるように環境をつくっていきたい。これからも活動を続けて、広げっていってほしい。地域のおとなをどんどん巻き込んで、素晴らしい東北をつくっていってほしい。私たちはそのお手伝いをしていきたい。」と力強いエールがありました。


■これからも“みんなが主役のまちづくり”を目指して■
子どもたちは、おとなと一緒に“みんなが主役のまちづくり”を目指していきたいという力強い思いとともに、復興に向けて歩んでいます。これまでの活動を通じて、子どもたちは東日本大震災を乗り越え、地域の一員として主体的に行動しているのではないでしょうか。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、これからも一人ひとりの子どもたちが持っている力を十分に発揮し、子どもたちがおとなや地域と連携し、より良いまちをつくっていけるように、子どもたちと共に活動していきます。みなさんの応援、ご協力よろしくお願いいたします。

次回は復興庁での参事官との意見交換をはじめ、サポーターのみなさんへの活動報告会、フィールドワークなど「子どもまちづくりリーダーツアー2015」での子どもたちの活躍をお届けしますので、お楽しみに♪


(報告:東京事務所 津田知子)


 

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